2012/06/30(土)01:17
キーワードから町を知る“画期的地図アプリ”「発見探地図エリアダス」
今回、紹介するアンドロイドアプリ「発見探地図エリアダス」は、ネットで話題のキーワードをマップ上に表示するユニークな地図アプリ。
出張などで見知らぬ土地を訪れたとき、漠然と「何かないかな?」といった思いで地図を見ることがありますが、このアプリでは「エリアタクグ」という概念を取り入れ、地域に関連した面白キーワードをマップ上に表示するようにしています。
さっそく起動すると、マップ上にキーワードが表示されます。
気になるものをタップすると、選択肢がポップアップ。
「口コミは?」を選ぶと、関連するブログ記事を表示され、「これはなに?」を選ぶと、キーワード検索やWikipediaの情報が表示されます。
東京スカイツリー周辺を表示してみると、画面に現れたのが「谷根千」というキーワード。
これは東京の谷中・根津・千駄木エリアのことを指す言葉。
谷根千には昔ながらの街並みが残っていて、観光や行楽に訪れる人が急増しています。
このアプリでは個別に指定するキーワード検索も可能。
期間の指定もできるので、古いキーワードなどを排除することもできます。
「スカイツリー」で検索してみると、墨田区の東京スカイツリータウン周辺の情報が表示されたほか、東京駅近辺でも話題になっていることがわかります。
また、「エキナカ」で検索すると東京駅や、池袋や新宿、上野、品川が反応し、どこのエキナカが話題になっているかが一目瞭然。新たにオープンしたテナントも話題になっています。
さらに、人気アニメ・コミックショップ「アニメイト」で検索すると、秋葉原店や最近移転リニューアルが発表された池袋店も注目を集めていることがわかります。
このアプリを開発したのは、テレビ電話や音声認識などを研究しているNTTサイバーソリューション研究所。
利用目的として、旅行先や出張先で話題のトピックを調べたいときや、キーワードを地理的に調べることなどが想定されているようです。
この「発見探地図エリアダス」をインストールしておけば、思いがけない「話題の言葉」から行きたい場所が見つかるかもしれません。
新たな情報収集ツールとして注目したいアプリです。
(EXドロイドより)
--------------------
キーワードと位置を結びつけるアプリ。
「エリアタグ」という発想が面白い。
ワードから入るもよし、位置から入るもよし、色々な使い方が出来そうだ。
実用ばかりでなく、遊びとしてもなかなか楽しそう。
もっとも、アプリ自体の明確な目的を問われると案外不明確。
「旅行先や出張先で話題のトピックを調べたいとき」にピンポイントなものが出てくるとは限らない。
興味の前段階というか、その手の使い方こそがむしろ真骨頂か。
使い方はユーザー次第ともいえる。
アプリ自体は投げっぱなしにして、ユーザーが面白い使い方を考えてくれればいいという他力本願さが楽しい(笑)