2017/09/16(土)01:30
国土交通省近畿地方整備局が神戸市でインバウンド対応の「スマートガイダンス」実証試験
スマホかざせば多言語で地名、経路を地図で表示、神戸市で訪日外国人対応 10月中旬から(産経ニュース)
国土交通省近畿地方整備局が神戸市中央区の市役所近くで、インバウンド対応の多言語対応システム「スマートガイダンス」の実証試験を公開した。
街中の案内板にQRコードが埋め込まれ、そこにスマートフォンをかざすことで、英語、中国語、韓国語、タイ語、フランス語など10ヶ国語から表示を選択できるしくみ。
地名の翻訳のほか、目的地までの経路も地図で表示するという。
訪日観光客の増加を受けて、街中の案内表示や地図を多言語化する取り組みは少しずつ行われてはいるものの、これという決定的な仕組みはなかなか出てきていない。
案内版やサイネージなどは比較的工夫がしやすいものの、どれだけ設置できるかが問題で、回遊ルートがある程度予測できるような定番観光地であれば効果は高そうだが、街中を網羅するとなるとなかなか難しいのではないか。
現状ではそれぞれの言語に対応したアプリの利用がもっとも現実的だろう。
個人的にはインフラそのものとしてこうしたシステムを整備するよりも、翻訳ツールを充実される方が早道なのではと考えてしまう。
ともあれせっかく実証実験を行うのだから、いいデータを取って(システムの可否にとどまらず)今後に役立てて欲しいとは思う。