テーマ:ワイン大好き!(30868)
カテゴリ:ブルゴーニュ赤
ショーヴネ=ショパンは名人ショパン=グロフィエChopin-Groffierの後を1997年ヴィンテージから引き継いだドメーヌでしたが、残念ながら2018年ヴィンテージを最後に引退、後継者が無くドメーヌは廃業となってしまいました。
このドメーヌ、2002年にニュイ・サン・ジョルジュ一級トレNuits St.-Georges 1er Cru Aux Thoreyの1999年もの、2007年にブルゴーニュ・ルージュの2005年もの、翌2008年にコート・ド・ニュイ・ヴィラージュCôtes de Nuits Villagesの2005年ものを飲んだ感想としては、ショパン=グロフィエのワインとは全然別物という感じで、その後は購入するのをやめてしまいました。 ところが2019年、久しぶりにコート・ド・ニュイ・ヴィラージュの2016年ものを飲んでみたところ、以前とは全く別物の美味しさにびっくりし、それ以降積極的に購入するようになったのですが、2018年がラスト・ヴィンテージとなってしまいました。 今日開けたニュイ・サン・ジョルジュ一級オー・トレ 2016ですが、キャップシールを剥がすと3mmほどコルクが陥凹していました。抜き取ったコルク(ACブルゴーニュとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュはディアム・コルクですが、このワインは通常のコルクでした)は線状に1/3ほどワインの滲み込みがありましたが、液漏れの形跡はなし。 味わいの方は、晩年のこの生産者らしいエレガントなつくりで、今でも単独でスルスルと飲めてしまう美味しいワインですが、飲んだ後で歯茎が痺れてきて、まだまだタンニンが旺盛なんだなあと感じます。もう5年ぐらい待つのが吉でしょうか。 なお、先代のショパン=グロフィエのワインですが、2013年にニュイ・サン・ジョルジュ一級シェニョNuits St.-Georges 1er Cru Les Chaignots 1996を飲んだのが最後です。これも素晴らしいワインでしたが、最も印象に残っているのは2008年に飲んだクロ・ド・ヴージョ特級Clos de Vougeot Grand Cru 1991です。ショパン=グロフィエのクロ・ド・ヴージョの畑は斜面下部に位置していたそうですが、とても素晴らしかったです。 当時のメモをみると、「このワインは自宅で6時間余をかけて飲みました。抜栓直後から美味しかったのですが、3時間ほど経過したあたりからの味わいは圧巻でした。こういうワインは時間をかけて飲むべきだなあと改めて教えられました。」とあります。ショパン=グロフィエ、また飲んでみたいですね。
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最終更新日
2023年01月09日 08時16分15秒
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