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晴走雨読

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August 18, 2007
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カテゴリ:つれづれ・・・
 
 
 
 
 
 

夜の散歩に出てすぐに

花火のあがる大きな音が聞こえた。

忘れていたが今日は多摩川の花火大会だった。



この音を聞くと無性に胸が騒ぐ。

花火への期待と打ち上げが終わる前に開けた場所へ急がなくてはという焦りからくるものだ。

僕の足は少し急ぎ足で音のする方へと向かう。




信号待ちをしている間に汗が噴き出す。

ちらっと左右を周りを見渡すと、

普段とは明らかに違う無垢な笑顔の人たちが同じように信号が変わるのを待っていた。






花火を見て一度だけ涙が溢れたことがある。

10年ぐらい前、一人でフランスからイタリアにかけて旅行をした時、

途中カンヌで思いがけず花火大会に遭遇した時だった。

後でわかったのだがカンヌ映画祭が行われていたのだった。

美しい花火と、叙情的な音楽がカンヌの静かな海岸線に溶け込んでいた。

一人旅の寂しさが

僕の中から溢れ出た。



感動的で

そして

孤独な夜だった。







星の輝きにはかなわないかもしれないけれど、

僕らの作り出すもだって

そう負けていないと思う。












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Last updated  August 18, 2007 11:17:19 PM
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