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テーマ:気になる本(8)
カテゴリ:読書
今日の日経新聞の夕刊を読んでいて、 生活の「格差」に関する村上龍氏の言葉に おおおおっ!と思ってしまいました。 「隣の芝が青く見える人は基本的に暇なんだと思う。 仕事などやるべきことがあり、そこに喜びを見いだせ、 充実感を味わえ、信頼できる家族や友人がいれば 他人をうらやむ気持ちは起きない。」 「セレブな暮らしは確かに価値がある。 でも価値があることはそれだけだと考えると選択肢は狭まるし、 息苦しい。 自分に向く仕事を見つけ、充実した生活を送れていれば 決してセレブな暮らしをしている人をうらやましくは思わない」 「『勝ち組』『負け組』という区別は問題を隠蔽する。 実社会はそんなに単純な二者択一ではなく、 ハッピーに生きる道はたくさんあることを子どもたちに知ってほしい。」 ううむ、さすが「13歳のハローワーク」を書いた氏だけの言葉でありますねえ~。 13歳のハローワーク っていうか、自分も、そんな感じで暮らしているので、 うれしくなってしまいました^^ ブランドバッグは買えないけれど、 ほしいCDやDVDは手に入れることはできる・・・ 幸せってそんなものじゃないですか? 出たばかりだという絵本、「シールド(盾)」を思わず注文してしまいました。 「13歳のハローワーク」は借りて読みましたが、 買うにはちょっと高くて・・・(>_<) 盾(シールド) イラストの、はまのゆかさん、「13歳の~」で、無名ながら 運命的な出会いで?村上氏に起用された方なんだそうですが (「13歳の~」のあとがきにエピソードが載ってました) ご活躍されているようで、なによりです^^ 以下、楽天ブックスからのコピペで失礼。 ↓ あなたは、やわらかくて傷つきやすい心を守る「盾(シールド)」を持っていますか? 『13歳のハローワーク』に連なる村上龍最新作! 犬を愛する2人の少年・コジマとキジマ。いつも一緒にいた2人だったが、 別々の学校、職業を選んで大人になり、それぞれの道を行く。 しかし二人には、迷い悩んだ時に必ず思い返す言葉があった。 それは、少年時代に出会った1人の老人が残した「盾・シールドが必要だ」という言葉だった――。 今日のルールが、明日も通じるとは限らない。そんな“今”だからこそ読みたい、すべての日本人に贈る物語! わたしは一つの仮説を立ててみました。わたしたちの心とか精神とか呼ばれるもののコア・中心部分はとてもやわらかくて傷つきやすく、わたしたちはいろいろなやり方でそれを守っているのではないか、というものです。 そして守るためのいろいろな手段を「盾・SHIELD」という言葉で象徴させることにしました。 それをわかりやすく伝えるためにこの絵本をつくりました。 自分はどんな盾を持っているのか、あるいは持とうとしているのか、読者のみなさんが考えるヒントをこの絵本で得ることができればと思います。――(村上龍「おわりに」より) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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