評価:★★★★★
いかん。
すげぇ面白かった(・∀・;)
これと
これはちょっと陰陽師の設定を借りた軽い小説の域を出ていなかったけど、この小説は
決して結ばれないと知りつつも命を賭して好きな女のために戦う真の男の姿が描かれています!
これに加えて結城光流さんの文章も前2作と比べると飛躍的に上昇してます。
登場人物達の揺れるココロがひしひしと伝わってくるし、戦闘シーンはなかなかの迫力だし。
ちょっとおすすめの小説かもしれませんよ(・∀・;)
以下ネタバレの感想に続く。
今までの2作はどこかご都合主義なところがあって・・・まぁラストなんだけど、突然大きな力がわいて出て、主人公達が救われてしまうってのはちょっと納得いかなかったわけです。
しかし、今回は昌浩の知恵と力で窮奇を倒したような感じがして良かったですね。
それから、彰子が呪詛に犯されてしまうところの下りも良かった。
昌浩は、その呪詛を引き受け、想像を絶する痛みと戦いながら、窮奇との対決に赴く・・・・
しかも、彰子ともう会えないことを知りながら。
うーむ、かっこいい
ラピュタとかもそうですが、こういう話って好きだなぁ。
ああ、あと紅蓮とかも存在感あって良かったですよ。
前の2作では、ちょっと弱かったところもあったし。
なんとなくラストは読めたけど、それでもハッピーエンドにちょっと涙腺が揺るみかけましたw