カテゴリ:プライベート
8月17日(金) 晴天
いよいよ夏休み最終日です。 今日は、安曇野散策。自転車で周ります。 ホテルで最後の朝食をとり、テラスからの眺めを満喫し、いざ出発! 駅前にある“しなの庵”で自転車を借ります。 ダーは、マウンテンバイクを、私は電動アシスト自転車を借りました お店の方はとっても親切で、私たちの希望(時間/行きたい場所等)を聞いたうえで、 お店特製の安曇野マップに赤ペン・青ペンでお勧めコースをなぞってくれました。 A地点からB地点は10分くらいかかる、とか こっちへ行っちゃうとかなりキツイから気をつけて、とか コース途中にある蕎麦屋の中でお勧めの店(メニュー内容まで教えてくれた)、とか。 お蕎麦屋さんひとつとっても、安曇野にはた~っくさんお店があるので、 どれが美味しい店かわかりませんよね。 しかも、お店によっては「ざる蕎麦は無い」とかあるみたいで・・。 聞いておいて良かったです。 その時点でちょうどお昼。まずは、教えてもらった蕎麦屋さんへ向かうことにしました。 碌山美術館前にある「寿々喜」。 私はざる蕎麦をいただきました。 コシがあって、とっても美味しかったです♪♪♪ ちなみに、量は多め。大盛りもありましたが、男の人でも多いな~と感じる量です。 これで普通盛り お腹を満たした後は、安曇野の観光スポット「大王わさび農場」へ向かいます。 途中、穂高神社の中を自転車で通り抜けし、神社でお参り。 神社を自転車で通り抜けするなんて、しなの庵さんに教えて貰わなかったら、 絶対にしなかっただろうな~と思うと、とっても得した気分♪ 神社を後にし、自転車を快調に走らせます。 のどかな田園風景、澄んだ空気と空、爽やかな風に吹かれながら 時には足を思いっきりハの字に伸ばして快走。 空には“龍”のような雲が・・・ すると、面白い寺を発見しました。 信州七福神 第八番札所 吉祥山 東光寺 です。 山門前に赤い大きな下駄が3つあります。 この下駄は、吉祥仁王様の大下駄で、履けば願い事が叶うとあります。 早速、履いてみました!!! 履くというよりは、乗る? この下駄は、山門修復のときに檀家の方々に寄進されたもので、 「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」という禅宗の教えに基づいたものだそうです。 「脚下」は足元のこと、「照顧」はよく照らして顧みること。 「脚下照顧」とは、「我が身我が心を振り返り、自分が今どういう立場にあるか、 よく見極めて事に当たれ」ということを意味します。 他人の行いや言動に対し心を乱すことなく、自分自身を見つめ直す心をもつことを 教えているんですね。 禅寺の玄関には例外なく掲げられているこの四文字、こういう意味を形にする作法として 「履物を揃える」という教えになっているようです。 前を通りかかった時は面白がっていましたが、深い意味があるんですね~ 東光寺を出るとあっという間に、大王わさび農園に到着です。 わさび農園 最大の目的、クリアボードの乗り場へ直行します。 クリアボードは14時頃まで、この時点で既に13時過ぎていたので、急ぎます。 乗り場には人だかり。整理券を渡され、30分ほど待つことに・・・。 この30分間でダーは名物わさびソフトクリームを食べていました。 私もちょっとだけいただきましたが、あま~~~~~い! わさびのツーンとした感じはまったくしませんでした・・・。 きっとお子さんにも食べることができるようにしているんでしょうね。 生わさびもちょこっとだけ試食しました。 ツーンとくるけど、甘みもあって美味しい♪ 日差しの強いカンカン照りの日だったので、生わさびで身体がシャキッとしました。 さて、そうこうしているうちにクリアボードの時間。 他のグループあわせ10名くらいで15分の乗船です。 乗船すると、まずはオールの使い方をレクチャーされ、みんなで一斉に漕ぎ始めます。 木漏れ日の中を1,2 1,2 1,2・・・ 途中から素足を川に浸しながら(ボートはガイドの方が漕いでくれます)・・・ のんびり流れていきます。 川の水はとっても冷たく、ず~っとつけておくことはできませんでした。凍りそう・・・ 木々の木漏れ日、透き通った水・・・汚い足(笑) ボートは、黒澤明監督の映画『夢』のロケ地になった水車小屋の前で停車。 水車の目の前までボートを寄せてくれます。 小屋の脇に真っ黒なハグロトンボが遊びに来てくれました。 真っ黒い羽、羽を広げるととっても綺麗なんですよ。 ガイドさん曰く、「オハグロ」トンボと間違える人が多いらしいです(笑) ひんやりした涼しい澄んだ空気、自然のクーラーの中でたっぷり楽しめた15分間でした。 陸地から撮った水車 苔がすごいなぁ~ わさび畑 日差し避けが張られていたため、よく見えませんでした。 大王わさび農場からは、しなの庵で教わった裏道を抜け、 安曇野スイス村(ワイナリー・乗馬)でワインの試飲をしまくり とりあえず、試飲で出ているものはすべて試してきました。 でも、一番美味しかったのはワインではなく、信州りんごジュース スッキリとした甘みで何杯でもいけちゃう美味しいジュースでした。 わさび農場からスイス村へはかなり距離がありましたが、 大きな建物もなく延々と続く田園風景、青い空の中で自転車をこぐことが こんなに気持ち良いことだったなんて・・・こんなに空が広いなんて・・・ あ~また来たいなぁぁぁと心の底から思いました。 スイス村から穂高駅に戻るコースは、穂高川の土手を走ります。 途中、自転車を下りて川原で休憩。 ここもやっぱり冷たい水、ハンカチを濡らして首に張り付けると 火照った身体がスーッと冷えていきます。 駅近くまで戻ってきましたが、帰りの電車までにはかなり時間があったので、 碌山美術館に立ち寄ることにしました。 昨日とはうってかわって、のんびりモードです。 碌山美術館は安曇野出身の荻原守衛(碌山)の作品が展示されています。 碌山ばかりでなく、高村光太郎等、碌山と親交の深かった方々の作品もありました。 迫力満点のブロンズ像の数々、病との闘いの末に生まれた絶作「女」(重要文化財)、 緑に囲まれた赤レンガ造りの建物、安曇野にこんな素敵な美術館があるなんて まったく知りませんでした。 30歳という若さでこの世を去った碌山、絶作「女」は彼が命と引換えに遺した作品です。 碌山の作品に対する思い・・・どれだけ深いものだったんだろう・・・ 敷地内のベンチで休んでいると、鳥のさえずりが聞こえてきました。 私たちが腰掛けているベンチの真上に小鳥が仲良く三羽。 兄弟でしょうか?楽しそうにさえずっています。 画像中央付近のまっすぐ伸びる枝に3羽います。 しばらく小鳥たちを眺めていると、突然、激しく鳴きながら飛び立ちました。 お母さんが帰ってきたんです! お母さんからご飯をもらい、小鳥たちはちょっと興奮気味。 小鳥の言葉はわかりませんが、 きっと「お母さんが帰ってきた!」「早くちょーだい」「お母さん、ありがとう」 なんて言っているんだろうな~ ほのぼのする時間でした。 すっかり身体の火照りもとれ汗もひいたところで、しなの庵へ自転車を返し帰路につきます。 さよなら、安曇野! 必ずまた来るよ~~~~と心の中で叫びながら、ホームへ向かいます。 おっ、電車がきた! 途中、中央線内八王子付近で人身事故があったため大月で足止め。 予定より1時間遅れて新宿駅に到着、家へ帰りました。 この3日間、天候には大変恵まれ、澄んだ空気と爽やかな風と素晴らしい景色の下、 本当に心安らぐ時間を過ごすことができました。 こんなにゆったりとした気持ちになれたのは、いつぶりだろう? こんなにも空が広くて青くて、こんなにも空気は澄んでいるんだ・・・ この素晴らしい自然を大切に残していきたいな、と心の底から感じることができました。 とにかくとにかく、空気が美味しかった3日間!自然よ、ありがとう!ご馳走様でした!!! 【今夜の一曲】 サザン・オールスターズ「希望の轍」 電車に乗っている時、この曲を思い出しました。 ポチッとお願いします♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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