リプリー/1999米・太陽がいっぱい/1960仏
「リプリー」と、リメイクの元となった「太陽がいっぱい」を見比べてみました。リプリー「太陽がいっぱい」として映画化されたパトリシア・ハイスミスの原作を「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラが映画化。アメリカ人の富豪から、ヨーロッパで放蕩三昧の息子ディッキーを連れ戻してほしいと頼まれたトム・リプリー。彼は大学時代の友人と偽りディッキーに近づくが、次第に彼の魅力に惹かれていく。だがバカンスは永遠には続かない。ディッキーの本心を知ったリプリーは、やがて彼に成り代わろうと考えた……。 公開当時見たときに、グウィネス・パルトローのいかにもお金持ち風ヒッピーな感じのかわいさと、ジュード・ロウの美しさにかなりはまってしまい、お気に入り映画のひとつになっていましたがすっかり内容を忘れていて。その後、リメイクの元となったアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」を見て、アラン・ドロンの美しさと映画全体の格好よさとラストシーンがかなり印象に残り、今回改めて見直して見ましたら。あらアラン・ドロンの役がトムだったのね~。トムはかなりやぼったい感あふれていたけど、アランドロンはそういう印象をもてないくらい洗練されて見えたからそこがちょっと違うかな。でもかなり内容は似ていて、ばれそうでばれないところや、偽造の数々、フィリップ演じるフレディを車に乗せるシーンなんてまったく同じです。このリプリーは、ラストのもやもやがなんともすっきりせず太陽がいっぱいのラストはなんともぞくっとしたから、こちらのラストの方がいいかな。富豪の世界とヨーロッパの美しい風景などが、ジュード・ロウさまの美しさとぴったりマッチしてかなり見せてくれる映画でした豪華なキャスティングがいいね!マット・デイモンの演技は本当にすごいです。鳥肌立ちそうでした太陽がいっぱい貧しい青年トムが、富豪の友人フィリップを殺害した。そして、彼に成り済まして財産を奪おうとする。身分証の偽造や筆跡の練習、トムの緻密な計画は完璧に見えたが……。冷徹な青年にA・ドロンが扮する、サスペンスに満ちたミステリ劇。原作はP・ハイスミス。リプリーを当時見た時かなり格好よさや原作に衝撃を受けたので、元になったというこちらも見てみました。出だしからヨットシーンだし、トムもフィリップも短パン、白シャツが似合いすぎて格好良すぎ~私が生まれる前の映画だというのになんてこと!アラン・ドロンの名を初めて知ったのは郁恵ちゃんの歌だったので、まじまじとドロンさまを見るのは本作で2本目本当に美しすぎて、内容もおもしろいけど観賞用にもバッチリ!しかし出だしはぶっちゃけ、アラン・ドロンとモーリス・ロネの区別がつかずどっちが悪者?と何度も確認する始末でいまいちのめりこめずトムとフィリップが出会うシーンのドロンは貧乏役でもオーラがハンパなかったが、リプリーのマット・デイモン演じるトムの出会うシーンは、見てられなかったわ。60年代の映画はキラキラ感、喧噪感がまじりあった名作が本当に多いですね。ラストシーンは本当に切なくて名シーンでした。すごくこちらも衝撃的でおもしろかったです。ドロン様、すごくすごく格好いい。もっと他の作品も見たくなりました。でも比べるとややリプリーに軍配があがるかな??好みもあるけど、ジュード・ロウが良かったし、トムのださださ感が不気味すぎたから