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カテゴリ:アメリカ ・ ミュージカル
雲間から映し出される雄大なアルプスの山々、美しい湖水の景色、そして鳥の鳴き声の聞こえる中、高原を歩く若い女性にカメラは近づく。やがて清らかな声で歌いだす女性こそ、本編の主人公マリアを演じるジュリー・アンドリュースである。 最初の自然の中で蝶のように舞いながら歌うマリアの素晴らしさ、一気にミュージカルシーンに観る者を引きずり込む。 物語は、見習い修道女のマリアとトラップ大佐(クリストファー・プラマー)一家の交流を実話をもとに描き出したものだ。西ドイツ映画「菩提樹」よりブロードウエイでミュージカル化され、1443回もの公演となる大ヒット。ロバート・ワイズ監督の手により映画化された。 舞台は1930年代のオーストリア。若い修道女のマリアは歌や山歩きが大好きでさっぱり修養に身が入らない。修道院長はマリアを妻を亡くしたトラップ大佐の家に、7人の子供たちの家庭教師として送り出す。 家に来たマリアは笛を吹いて子供たちに指示を出す厳格な大佐に戸惑う。子供たちとマリアは歌や遊びを通してすぐに仲良くなる。 子供たちと歌う「ドレミの歌」は実に楽しい。またトラップ家のパーティで大佐の子供たちがお客さまに「さようなら、ごきげんよう」を歌ってお休みの挨拶をするシーンも愉快だ。子役は全員オーディションで選ばれたそうである。 大佐は男爵夫人(エリノア・パーカー)と婚約するが、 「いつから君を愛し始めたと思う?君が松かさの上に腰かけたとき」 マリアへの気持ちに気づいた大佐は、ガラス張りのあずまやで愛を告白する。 そしてマリアはシスターたちの祝福を受けて結婚式を挙げる。しかし、ナチス・ドイツがオーストリアを併合、新婚旅行から帰ってきたトラップ大佐のもとに、ナチスからの召集令状が届く。大佐はマリアにオーストリア脱出の意思を伝え、一家は音楽祭の途中、亡命を図るのだが・・・ 「サウンド・オブ・ミュージック」は幅広い年齢層の人々が楽しめる最高のミュージカル映画だ。まだの人は是非とも観て欲しい。映画は大ヒットし、アカデミー賞では作品賞、監督賞など5部門を獲得した。 1965年 アメリカ・カラー 監督 ロバート・ワイズ 出演 ジュリー・アンドリュース クリストファー・プラマー エリノア・パーカー ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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