|
カテゴリ:カ~コ
ガルボのハリウッド第1作「イバニエスの激流」(26年)はヒット、彼女は”聖女”と評され、一躍脚光を浴びた。
それに継ぐ第2弾「明眸罪あり」(26年)はスティルレルと組んだが、彼は予算を大幅にオーバーし、MGMを去った。 ハリウッドに一人残ったガルボを名実共に大スターの地位に引き上げたのは、3作目、ジョン・ギルバートと共演した「肉体と悪魔」だった。 ![]() この作品で、ガルボの妖艶な魅力が開花し、以後の作品はすべてヒット、”スクリーンの女神”と呼ばれ始めた。まるで大理石の彫像を思わせる顔、冷ややかな微笑が彼女の魅力と云われた。 そして記念すべきトーキー第1作「アンナ・クリスティ」。ガルボの声はどうなのか・・・。 画面に見入る関係者は固唾を呑んだ。 アンナを演じるガルボがスクリーンに登場し、口をあけた。 「ウィスキーをちょうだい・・・」 そのハスキーな声に観客は益々魅了された。 彼女は無声映画の名花から、見事トーキーの大スターへと変身を遂げたのである。 この頃の”スター哀話”は名作「雨に唄えば」に詳しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.07 13:05:57
コメント(0) | コメントを書く
[カ~コ] カテゴリの最新記事
|