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ジョーン・レスリー、あなたは彼女の名前をご存知だろうか。ご存知なら、よほどの映画ファン(クラシックの)だと思う。
ジョーンは1925年1月26日、ミシガン州デトロイトで生まれた。彼女は3歳の時から二人の姉と一緒に寄席に出たそうである。ヴォードヴィルで育ち、モデル、ラジオ歌手を経て、36年「椿姫」で映画デビュー。 そして彼女を40年代の大スターにしたのは、ハワード・ホークス監督の「ヨーク軍曹」(41)に出てからであった。ジョーンはプロデューサージェシー・L・ラスキー、ハル・ウォリスたちの目にとまり、ヨーク軍曹の妻の役を与えられた。 セットの初日、16歳のジョーンを紹介されたクーパーは真っ赤になって恥ずかしがったそうだ。クーパーの純情な一面が窺える話だが、ヨーク軍曹が赤ん坊のような花嫁と暮らすという設定に、彼は最後まで納得できなかったようである。 だが、映画が公開されてみるとビッグ・ヒット、彼はアカデミー男優主演賞に輝いたのである。そして何よりも大衆は英雄ヨークにふさわしい新妻ジョーンを受け入れたのだ。 大戦終了まで、彼女は可憐な娘役として大いに人気を博した。「アメリカ交響楽」(48)のかわいい歌手、ジェームス・ギャグニー主演の「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」(42)、フレッド・アステアの「青空に踊る」(43)。しかし、50年代に入るとB級作品ばかりとなり、いつの間にか消えてしまったのは残念というほかない。 B級西部劇の王者ランドルフ・スコットと共演した「馬上の男」、面白いのは俳優から大統領になったロナルド・レーガンと共演した作品があることだ。 彼女は現在も健在、2000年に死去した夫ウイリアム・コールドウエル博士との間に二人の娘がいる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.20 12:52:20
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