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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:ラ~ロ
リチャード・ウィドマーク、デビュー作「死の接吻」や「情無用の街」で、いきなり女の横面を小気味良くひっぱたき、冷酷非情な殺し屋やギャングを演じて、見る者をふるえ上がらせたコワ~イ名優だ。
彼は1914年12月26日、ミネソタ州の生まれ。レイク・フォレスト大学で法律を学ぶ傍ら、演劇に熱中。卒業後しばらく母校で弁論・演劇の講師を務めたが、1938年俳優を志してニューヨークに出た。 ラジオの仕事を経てブロードウェイの舞台に立ち、戦後の1947年、ヘンリー・ハサウェイ監督「死の接吻」のオーディションに合格。殺し屋トミー・ユードー役で、いきなりアカデミー助演男優賞候補にノミネートされる。 死の接吻(DVD) ◆20%OFF! ”スクリーンのハイエナ”と呼ばれ、深く落ちこんだ眼がギラギラ光り、ニタリとほほえむ。世の中にこんな恐いやつがいるのかと私は思ったものだ。 年をとると共に、いつまでも女の横面をひっぱたいてもいられなくなり、恋を語ったり、軍人や西部の有名人を演じて、毒気も薄らぎ、次第に風格すら出てきたのは、喜ばしい。 だが、犯罪ものや異色西部劇となると精彩を放つのは誠に彼らしい。 作品としては、「暗黒の恐怖」「地獄の戦場」「ワーロック」「六番目の男」「アラモ」「シャイアン」「アルバレス・ケリー」など多数ある。 この他にマリリン・モンローと共演した「ノックは無用」、豪華な顔ぶれの「オリエント急行殺人事件」がある。この「オリエント・・・」では寄ってたかって殺されるという悲惨な役だった。 私生活では二度結婚、一女の父親。2008.3.24、93歳で天国に迎えられた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.30 11:30:23
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