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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:ラ~ロ
リチャード・ベイマー、この名前を聞いても、はてどんな俳優だったっけ? という人は多いんじゃないかと思う。彼が子役出身者であることもあまり知られていないようだ。子役スターの誰もが持つ悩み、子供から大人への変身を「アンネの日記」「ウェストサイド物語」で試みた彼、それはひとまず成功したといえようか。
彼は1938年2月20日、アイオワ州アヴィカの生まれ。10歳でテレビ児童劇団に入るため、ハリウッドに移住した。 子役として精進し、53年、巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督の名作「終着駅」で映画デビュー。モンゴメリー・クリフト、ジェニファー・ジョーンズの二人芝居に割って入る少年役を演じ、注目を浴びた。 ![]() 続いて「アンネの日記」「ウェストサイド物語」と作品にも恵まれ、一躍スターダムにのし上がった。 ![]() ![]() 61年の「ウェストサイド物語」ではナタリー・ウッドの恋人役で多くの女性ファンから人気を得た。 ダンスパーティで出会った日の深夜、マリアの寝室の外からトニーが呼ぶ。人目を忍んで逢った二人は「トゥナイト」を合唱して愛を確かめ合う。この見事なシーンを忘れられない方はきっと多いことだろうと思う。 だが、残念ながら後が続かなかった。「史上最大の作戦」「7月の女」テレビ・シリーズの「ツイン・ピークス」があるきりである。 一時完全に姿を消していたが、「ツイン・ピークス」の爆発的ヒットでカムバックに成功した。妻の記録はなく、現在も健在。71歳である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.17 10:50:54
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