シネマに賭けた青春「夢を追いかけた日々」の想い出

2009/09/26(土)12:24

シャーリー・ジョーンズ ミュージカル女優として華やかな出発をした彼女だが・・・

サ~ソ(83)

シャーリー・ジョーンズ、彼女はアメリカならどこにでもいそうな可愛らしい”隣りの花子ちゃん”的な女の子だった。歌と踊りがうまく「オクラホマ!」(1955年)、「回転木馬」(1956年)、「ミュージック・マン」(1962年)といった多くの有名なミュージカル映画に健全な役どころで主演、ミュージカル女優として売り出した。   ジョーンズは、ピッツバーグ郊外のペンシルベニア州シャルルロアに生まれた。物事に厳しい主婦マジョリー・ウィリアムズと、ジョーンズ醸造社のオーナー、ポール・ジョーンズの一人娘である彼女は、シャーリー・テンプルにちなんでシャーリー・ジョーンズと名付けられた。 彼女は演劇学校在学中、ミス・ピッツバーグに選ばれ、ニューヨークへ出て芸能界を目指し、コーラス・ガールになった。彼女の最初のオーディションは、ロングランのミュージカル「南太平洋」のコーラスガールの補充員。 「南太平洋」の作者ロジャース&ハマースタインはシャーリーを見て、そこに大きな素質を見出した。そして彼女はこのソングライターたちと個人的な契約をした最初にして最後の歌手になった。 この二人組は彼女を「ミー・アンド・ジュリエット」にキャスティングし、このツアーで彼女は主役の代役をつとめ、激賞の批評記事をもたらしたのだ。 こうして才能豊かなミュージカル女優として、映画界に進出、「オクラホマ!」「回転木馬」のあと、パット・ブーンと共演、「4月の恋」で甘いデュエットを聞かせてくれた。 その一方、歌わずにシリアス・ドラマにも挑戦、バート・ランカスターの「エルマー・ガントリー」に出演し、ドラマティックな売春婦役でアカデミー女優助演賞を獲得した。 以後は、舞台に専念し、TVドラマのシチュエーションコメディシリーズ「パートリッジ・ファミリー」で、五人の子どもをもつ未亡人シャーリー・パートリッジの役を演じ、多くの視聴者に親しまれてきた。 私生活では二度の結婚をし、現在も75歳で健在である。

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