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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:ハ~ホ
ピーター・セラーズ、彼の映画に出会ったのは「暗闇でドッキリ」が最初だったと思う。クルーゾー警部の演じるドタバタ劇をあきもせず、「ピンクパンサー」シリーズでよく見たものだった。
深刻ぶらず、笑いでつないだこの喜劇を覚えておいでのかたも、きっと多かったのではあるまいか。「暗闇でドッキリ」はこのシリーズの実質的な一作目である。 このクルーゾー警部ならぬピーター・セラーズは、1925年9月8日、イギリスのハンプシャー、サウスシーに生まれた。幼い頃から喜劇の才能を持っていたのか2歳で初舞台を踏んでいる。 第二次世界大戦中にイギリス空軍に入隊、終戦までに兵長に昇進、慰問の任務で芝居をしていたほか、任務の合間に上官の物真似をして部隊の人気者だったそうである。 1950年に映画初出演。1956年の「マダムと泥棒」でコメディアンとしての評価を得た。1963年に公開された「ピンクの豹」で演じたクルーゾー警部が、主役を食うほどの抱腹絶倒の演技で話題となった。 そこで、クルーゾー警部を主役に据えて制作された「ピンク・パンサー」シリーズで、世界に名を馳せる俳優となった。1979年公開の「チャンス」でゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞している。 2 3 4 チャンス 1980年夏に、突如、心臓発作のため54歳で急逝した。39歳で大きな心臓発作に襲われて以降、ペースメーカーを装着していたそうだが、惜しい役者を亡くしたものである。 彼の死後に公開された「ピンク・パンサーX」は、未公開フイルムをつなぎ合わせたオマージュ的作品だと云えよう。その他、「アリス 不思議の国の大冒険」「パーティ」「求むハズ」など多数ある。 私生活では4度の結婚歴がある。2004年、ピーター・セラーズの波乱に満ちた人生を映画化した作品「ピーター・セラーズの愛し方 ~ライフ・イズ・コメディ!」が作られている。 ピーター・セラーズの愛し方 ~ライフ・イズ・コメディ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.08 13:28:24
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