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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:ラ~ロ
リー・J・コッブ、彼の演技には印象に残るものが多い。中でもエリア・カザンの「波止場」は秀逸だったと言えよう。
波止場 彼は沖仲仕を牛耳るボスのジョニー役を演じ、ボクサー崩れのテリー役を演じたマーロン・ブランドの演技を際立たせた。兄を殺されたテリーがジョニーと対決するシーンの迫力、二人の殴り合いの凄絶さはしびれるものがあった。 そして、法廷でジョニーの犯罪をテリーに証言され、がっくりする場面。ブランドのアカデミー賞受賞は彼の存在あってのものだろうと思う。 彼は1911年12月8日、ニューヨーク州ニューヨーク市で生まれた。アーサー・ミラーの戯曲『セールスマンの死』の主人公ウイリー・ローマンの演技でその名を知られ、舞台と映画の両方で活動した。 1954年の映画「波止場」ではギャングのボスを、1958年の「カラマーゾフの兄弟」では家長のフョードルを演じてアカデミー助演男優賞の候補にもなった。 彼の出演作品は他に「十二人の怒れる男」「灰色の服を着た男」「マンハッタン無宿」「追跡者」など多数ある。 晩年に演じた役として「エクソシスト」でのキンダーマン警部がある。 エクソシスト 1976年2月11日、心臓発作で死去。享年64歳であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.26 10:33:59
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