2011/01/13(木)14:16
ジョン・フォード登場す
西部劇ア・ラ・カルト(3)
ジョン・フォードの登場
近年、ジョン・フォードをご存知ない若い人が増えているようだ。映画ファンは彼の名を心に止めておいて欲しい。
ハリー・ケリーの西部劇専門の監督だったジョン・フォード青年が、大作を発表した。
無名の新人ジョージ・オブライエンを主役にした「アイアン・ホース」と「三悪人」(1924)である。
前者は大陸横断鉄道建設をめぐって反対派とインディアンがからむ大活劇だ。後者は、三人の無頼の西部男が任侠の精神から善人に味方し、若い男女の犠牲になるという波乱に満ちた物語。
フォードはこの二作で西部劇作家としての腕を立証したが、「駅馬車」を次に発表するまでの15年間、西部劇を手がけなかった。
バッファロー
昔はアメリカ大陸各所にいて、これがインディアンの衣食住の全てをまかなっていた。
1850年以後、ミシシッピ河より西の地域に白人が進出し、大量の乱獲がたたってその数が減った。
その肉は中々の美味だそうで、乾燥肉は長期保存に耐え、皮も利用範囲が広かった。
ブーツ(靴)
軟らかく軽い皮で作る事が必要とされていて、牛皮、仔牛皮(キッド)などが普通だが最高級のブーツはカンガルー皮製の物だという。