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カテゴリ:ラブシーン
危ないキスシーンをご紹介しよう。
ジャン=リュック・ゴダールの作品「気狂いピエロ」の1場面である。 「愛しているよ」 「私もよ」 ラスベガスの広場で、マリアンヌの青い車とフェルディナンの赤い車がすれ違いざま、二人はキスを交わす。 二人、フェルディナン(ジャン=ポール・ベルモンド)とマリアンヌ(アンナ・カリーナ)はかっての恋人同士。 偶然から5年ぶりに再会、フェルディナンは彼女のアパートに泊まるが、殺人事件に巻き込まれる。 日々の生活に”倦怠”を感じていたフェルディナンは彼女の求めに応じ、一緒に南フランスに逃避行。 孤島での愛の生活・・・ 「何見てるの?」 「・・・自分・・・」 「どう見えるの?」 「時速100キロで破滅に飛び込もうとしている男の顔」 「私には時速100キロで破滅に飛び込もうとしている男に恋している女の顔が見えるわ」 「キスしよう」 ダイナマイトを体中に巻きつけたフェルディナンは・・・。 破滅に向かう”滅びの美しさ”を描いたこの作品、ジャン=リュック・ゴダールの哲学的なセリフと洒落た映像美で伝説的な評価を得た映画だ。 フランス映画・1965年製作 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.12 19:17:07
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