テーマ:スペイン語はなそう(1132)
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今日は職場である偉いお客様が社の偉い方を訪問されたため、書記のアシスタントとしてその場に出席しました。
偉いお客様はスペイン語圏の方。女性通訳の方と一緒にお見えになりました。 話し合いは通訳を介して日本語とスペイン語で行われました。 メインの書記の方はスペイン語はわからないので、日本語の部分だけで記録を取られていました。 私は一応どちらもわかるので、効率よくメモを取るつもりが… スペイン語で聞いたことをそのまますぐ日本語でメモすることができませんでした。 頭の中に瞬時に訳が出てこないのです。 結局、通訳が日本語に訳すのを待ってメモを取るしかありませんでした。 一方、通訳の方は、同じ場所で、同じ時間を過ごしながらメモを取り、しかも一方の話者が話し終わるとすぐにそれをもう一方の言語に訳すという作業を繰り返していたわけですが、その訳の正確さに驚嘆してしまいました。 メモは一字一句書き取ったわけではないのに、訳すときには内容をはしょらずに、話者が言った順番に忠実に発言を外国語に置き換えていました。 ちょっとした付け加えの言葉もきちんと訳されていました。 一体どうしたらあんな神業が可能なのでしょう?! 通訳になる、ということがどんなにか訓練と集中力と頭の回転の速さを要求するかがわかり、ドドドーン、と落ち込んでショックを受けた私でした。 語学ができるだけでは通訳者にも翻訳者にもなれない、ということを身をもって体験した一件でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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