ワインの細道

2007/07/04(水)21:54

親父の一番寒い夜

ボルドー(85)

17日は父の日でしたね。(^-^)私と主人の双方の父親には日本酒を贈りました。主人の父親は辛口のぬる燗が好き、私の父親は飲み口が柔らかで甘めの冷が好き、と好みが違うので同じ物を贈るわけにいかないのがちょっと手間です。主人の父親には高知の酔鯨特別純米酒、私の父親には三重の瀧自慢 吟醸を贈りました。もったいなくてまだ飲んでいないそうですが、とても喜んでくれました。喜んでもらえると、がんばって探して贈ったかいがありますね。(o^-^o)さて、父の日にちなんで、父にまつわる思い出話を一つ。私の父は、おやじギャグがとても好きで、よく、「虫は無視しなさい。」などなど典型的なギャグで家族を寒い目にあわせています。(-_-)そんな父が放った一番寒いギャグのお話です。(・へ・;;)数年前、祖父の法事に出席するため実家に帰っていたときのことです。大阪に住む6歳下の父方の従弟も泊りがけで来てくれて、その夜、父と従弟と私の3人で、楽しく話をしながらお酒を飲んでいたんです。で、いつしか話はお互いの学歴のことになって、「おれは一応、文系やな~。」と従弟。「私は一応、理系だね~。」と私。そこへ父が満面の笑顔を浮かべ、「ぼく、美形♪」(゚▽゚*)父のギャグに慣れているはずの私も、口達者な従弟も、誰ひとり父の言葉に返す言葉を見つけられず、その場の空気は寒~く凍りついてしまったのでした。さて、今日の晩御飯は、加賀の白味噌仕立ての鍋です。具は、和牛もも肉、つくね団子、舞茸、柿の木茸、キャベツ。ワインは、ミシェル・ゴヌーをセラーにお招きするために、セラーから1本出すことにしました。飲み頃かどうか、かなり悩んで出したワイン。さて、どうでしょう~。CHÂTEAU CITRAN 2001 シャトー シトランメーカー:GROUPE BERNARD TAILLAN       グループ ベルナール タイヤン葡萄品種:カベルネ・ソーヴィニヨン58%、メルロー42%格付け:HAUT-MÉDOC AC タイプ:ミディアム~フルボディ輸入者:中部貿易 購入価格:2180円 購入店:虎屋リカー 通販店1996年よりタイヤン社の管理の下で常に品質の向上を基本としていて、マルゴーの西にあるアヴァンサン村に位置し、平均樹齢20年の葡萄を品種、樹齢、区画ごとに小さなステンレスタンクで発酵し、新樽で熟成されるそうです。シャトー・シトランのHPは、⇒こちらです。(フランス語、英語)エッジに鮮やかな濃いピンク色が入る深く濃いルビーレッド。グラスに近づくと、カシスなどの甘酸っぱい香りが混じる、甘い樽の香りがしました。飲んでみると、きめ細かなタンニンで、何だか華やかな香りが見え隠れしています。 味わいはまだまだ若々しく、もっと置いておいてもよかったようです。最初は少し温度が低すぎたようなので、少し時間を置いてからまた飲んでみました。樽の甘い香りの後に、カシスリキュール、フランボワーズ、ブラックチェリー、プラム、ミルクチョコ、バニラ、クローブ、薔薇の花、ドライパセリ、ローリエ、生肉、紅茶の葉、コーヒー、なめし皮の香りが感じられ、余韻にまた樽の甘い香りが口いっぱいに心地よくふわふわと漂い続けます。若々しくも凝縮感ある果実味で、フレッシュで力強い酸味に赤い果実をかじったようなほんのりとした甘味が溶け込んでいます。コクと旨味がぎゅっと詰まっていて、力強くふっくらとして柔らかな厚みのある味わいで、若々しいながらもしっかりとした飲み応えを楽しめるとても美味しいボルドーです。これは美味しいですね~。ピータンポイントは、85点ぐらいかな♪味噌味がボルドーに合うかな~、と思っていましたが、なかなか味噌の香ばしさとコクがワインといい感じに合っていて、きのこや鶏つくねとも相性良く、特にワインと牛肉しゃぶしゃぶとは最高のマリアージュ♪でした。(*´∇`*)最初、ちょっと出すのが早かったかな~、と思ったけれど、今でも十分美味しくて、なんだかとても嬉しくなっちゃいました。=*^-^*=さて、今日も写真を一枚。 (クリックすると大きな画像を載せたページに飛びます。)ニワゼキショウ Pentax K10D、SIGMA MACRO105mm F2.8 絞り優先F3.5、露出補正0、WB 太陽光、ISO100、MF ↑blogランキング、よろしくお願いしま~す。(^-^)/

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