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カスタムの話しの中でも今回はちょっとCRキャブの話しをしたいと思います。
現在CRキャブと言えばどちらかと言うとFCRやTMR等のフラットバルブキャブレターにその座を取って変わられた性能的にも一歩劣る古いキャブレターのイメージが強いのではないでしょうか? 確かに設計から30年はたっているのは事実ですし、セッティングの困難さやスロットルが重い、スロットルを入れてからワンテンポ遅れて加速し出すような感覚があるなどネガティブと言わざるえない部分も否定はできません。 しかし、そのコントローラブルな特性でスロットルも開けやすく、それでいてキッチリしたセッティングを施せば最新のキャブレターにも引けを取らないパフォーマンスを発揮します。 CRキャブレターのセッティングが困難だと言われる最大の理由はFCR等と違いスロー系が1系統しか無い点が挙げられると思います。FCR等にあるパイロットスクリュー(PS)が無い代わりにエアスクリュー(AS)が設けられているのですが、この1系統しか無いと言う事はつまり、スロー系の混合気はその量と比率をASとスロージェットで気めなければならないんですね。そのためセッティングを全体で見つめた時にスロー系の混合気が濃くなる方向になってしまう傾向にあるんですね。とは言えセッティングの手法は多少困難であれキャブレターである以上どれも一緒です。 よく、雑誌等ではピークパワーの大小が過剰にクローズアップされ、そこに至るまでの過渡特性は無視されがちです。私はその過渡特性の方が重要だと思いますし、そこを比べた時にFCRよりCRの方が好みに合っていたので断然CR派なんです。 雑誌等は情報を得る手段としては良いと思いますが、それを鵜呑みにするのは少し危険だと思います。ただパワーを出したり、過激な方向に行くのだけがカスタムでは無いはずです。如何に自分好みな方向に持っていくか。それも立派なカスタムだと思いますし、その時に重要なのは自分の感覚を信じると言う事ではないでしょうか。さてさて、話しが大分逸れてしまいましたね(笑) とにかく、私は誰に何を言われても断然CR派で、しかも今までのCRのネガな部分を改善する素晴らしいパーツを開発された方がいらっしゃるのですが、その辺のお話はまた別の機会に ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.13 22:50:52
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