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2008.02.13
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カテゴリ:映画/SF
「この子をジェダイの騎士に?」
「出会いは偶然ではない。すべては運命なのです。」
「(僕を)あの宇宙船に乗せてくれるの?」
「アナキン、ジェダイになる訓練はつらい。その後の日々も厳しい。」
「でもそれを夢見てたんだ。行ってもいいでしょ? ママ!」
「あなたの前に敷かれている道なのよ。あなたが決めて。」
「僕は行く。」

ジョージ・ルーカス監督と言えば、スピルバーグ監督と並んでハリウッド・ビジネスの申し子的な存在である。
ルーカス作品が注目を集めたのは、何と言っても特殊効果の目覚しい発展によるものだろう。
「スター・ウォーズ」以降の映像技術の革新は、目を見張るものがあった。
CG技術は開発されるごとに映像にリアル感を与え、命の息吹を与えることに成功した。

しかし、デジタル化は行き過ぎると非現実的な世界に陥り、かえって作り物の映像で完結してしまうというリスクも付きまとった。
ルーカス作品が素晴らしいのは、そのようなリスクを全て計算付くの上、舞台を遠い未来、スペース・ファンタジーとして作り上げたことに由来している。

エピソード1は、実際にはスター・ウォーズシリーズの4作目に発表された作品である。

後のダース・ベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーの少年時代を描いたものだ。

銀河共和国は、混乱の真っ只中にあり、通商連合は自国の利益のために惑星ナブーを武力制圧。
元老院は調停のため二人のジェダイの騎士を派遣するが、話はすぐに決裂し、二人は交渉の場から追われる。
辺境の惑星タトゥイーンで、才能あふれる奴隷の少年、アナキン・スカイウォーカーと出会ったジェダイのクワイ=ガン・ジンは、アナキンに尋常ならざるフォースの力を感じ取る。
クワイ=ガン・ジンはアナキンをジェダイの騎士として教育することを決意する。

ルーカス作品のそこかしこに黒澤映画へのオマージュを感じ取ることができる。
女王アミダラがその身を守るために、側女が「影武者」となって護衛している演出や、女王に対して周囲の者たちが恭しく頭を下げるシーンなどは、まるで天皇や将軍に対する礼節に値する。
ライトセーバーによる戦闘は、侍(さむらい)同士の剣術の果し合いにも見て取れるからだ。
「スター・ウォーズ」は、そういう意味で古典主義的作品なのかもしれない。

1999年公開 
【監督】ジョージ・ルーカス
【出演】リーアム・ニーソン

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.02.13 21:16:03
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