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2008.11.27
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カテゴリ:映画/戦争・史実
「申し上げても(よろしいでしょうか)?」
「何なりと言いたまえ。私に遠慮するな。」
「このまま大尉を見殺しにする気ですか?」
「状況は複雑だ(どうすることもできない)。」

とにかく逃げる。
走って、隠れて、撃たれて、また走って・・・。
この息を呑むような逃走劇は、アクション映画にも勝るとも劣らない。
何がこれほどの迫力を効果的に表現しているのだろうか。
一つにはやはり、カメラワークの充実ではなかろうか。
さながら、自分が現場にいて体感している気分なのだ。
さらに、ガンアクションの大家、ジーン・ハックマンもその圧倒的な存在感を持って作品を重厚なものに演出している。
“老兵”と言われようともこの人物の影響力は絶大なもので、若さや勢いだけでは表現できないいぶし銀を加味してくれるのだ。

1992年、和平協定の結ばれたボスニアにおいて、米海軍バーネット大尉は訓練ばかりの軍務に嫌気がさし、レイガート司令官と衝突してしまう。
そんな折、クリスマス休暇のはずのバーネットにボスニア上空の撮影任務を命じられる。

ボスニア上空を飛行中、レーダーに怪しげな兵器が映り、最新鋭のカメラに収める。
しかし突然、地対空ミサイル攻撃を受け、墜落。
パラシュートで脱出を試みたが、そこは敵地セルビア人武装勢力のど真ん中であった。


この作品をジャンル分けする際、【戦争・史実】に区分したものの、内容としてはあまり反戦主義的なイデオロギーもなく、あるいはむやみやたらな残酷極まりないシーンもなく、【アクション】モノとして区分するべきか否か迷った。
だが、作品ラストのテロップを見て、どうやら実際に起きた史実を脚色してのストーリーっぽく感じたので、あえて【戦争・史実】に区分してみた。
「エネミー・ライン」は、忌わしいボスニア・ヘルツェゴヴィナにおける民族紛争の何たるかを語るものとしてではなく、とにかく危機迫る逃走シーンを堪能していただきたい。
観ているこちら側までヘトヘトに疲労するほどの、手に汗握る逃走劇なのだ。

2001年(米)、2002年(日)公開
【監督】ジョン・ムーア
【出演】オーウェン・ウィルソン、ジーン・ハックマン

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.11.27 05:58:10
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