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テーマ:DVD映画鑑賞(14127)
カテゴリ:映画/ラブ
「イヤよ。見せるなんて。なぜ?」 「別に。君を見たい。」 「イヤよ。」 「15秒でいい。見せてくれ。」 「何を見たいの? なぜ?」 「なぜって・・・いいだろ? 愛してる女の体を見たいんだ。」 恋愛映画にはお決まりのパターンみたいなものがある。 それは例えば、家柄の違いによる悲恋であったり、どちらか一方が白血病で余命いくばくもなかったり・・・。 最近多いのは、女性側に何か辛い過去があり、もうこれ以上傷つきたくないからと恋愛に対して臆病になっている・・・的なストーリーである。 「恋のためらい」も例外ではなく、後者のパターンだ。 しかし、主役の二人が一流俳優だから最初から最後までたっぷり見せてくれる。 脛に傷を持つ男が実によく合うアル・パチーノ。 作中、花をバックに濃厚なキス・シーンがあるのだが、もうなんだか貪るような接吻だ。 正直、これだけで恋愛映画としては大成功と言える。 刑期を終えたジョニーは、出所後ニューヨークのとあるカフェのコックとして働き出す。 ウェイトレスのフランキーは、いつも見るたびに殻に閉じこもっているような印象を受け、ジョニーと同様の孤独を抱えた寂しさが感じられた。 そんなフランキーに惹かれ、ジョニーは猛烈にアタックを続ける。 ジョニーに心動かされたフランキーは、少しずつ自分を語るようになり、やがて体を重ねる関係となる。 吟遊映人はアル・パチーノびいきなので、もはやどんな作品においても彼の演技力と立ち位置を評価したい! ミシェル・ファイファーとのラブ・シーンなんてもの凄い迫力で、思わず画面に釘付けになってしまったほどだ。(笑) 見どころは、これでもかこれでもかと愛を語りかけるアル・パチーノの堂々とした口説き文句。 ニコラス・ケイジの甘いマスクと違って、アル・パチーノは牙を隠した野生のオオカミのような、粗野で乱暴なイメージがあって、それはまたそれでアリかなと。 顔の筋肉が弛むのを抑えられない吟遊映人なのである。(ハート) 1991年公開 【監督】ゲイリー・マーシャル 【出演】アル・パチーノ、ミシェル・ファイファー また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。 See you next time !(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.25 06:15:21
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