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吟遊映人 【創作室 Y】

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2009.12.22
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カテゴリ:映画/アニメ
「俺にはあの本に書いてあることが他人のこととは思えねぇ! きっと俺たちも過去に行くことになるんだよ!」
「過去に行けたとしてどうやって帰って来るの?」
「知らん!」
「はぁっ?」
「しんのすけのいない世界に未練なんてあるか?」

マンガの本領を発揮するのは、マンガを超える瞬間に遭遇した時かもしれない。
単なる子ども向けアニメで終わらないマンガ、それこそが万人を感動させる術を持ち、末永く支持される所以なのだ。
これまで「クレヨンしんちゃん」は、どちらかと言えば子ども向けの王道を行くアニメであった。
しんちゃんの奇抜でユニークな言動や行為が、幼い子どもたちの共感を呼び、思わず笑いの渦を作り上げた。
しかし本作、劇場版「クレヨンしんちゃん~嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦~」は、これまでの作品とは一線を画し、大人にも何らかのメッセージを与えるシリアスドラマに仕上げられているのだ。
おそらく、黒澤作品の好きな方ならば、すぐにラストシーンの悲劇を観たところで「乱」を思い出したのではなかろうか。20091222b

夢か現実か、しんのすけは池の畔に立っていた。
とぼとぼと歩いているうちに、戦国時代の合戦シーンに遭遇。
偶然にもしんのすけは、いじりまたべえと言う侍の命を救う。
またべえは、しんのすけを不思議な子どもだと思いつつも、春日城に案内する。
一方、しんのすけの両親ひろしとみさえは、しんのすけがいなくなってしまったことで、躍起になって捜していた。
しかし、忽然と消えてしまったので、何の手掛かりもなく行き詰る。
そんな中ひろしは、しんのすけの残した手紙の内容が気になり、図書館で文献をひも解く。
しんのすけの手紙には、『おら、てんしょうにねんにいる』と書かれていたのだ。

原作者である臼井儀人先生は、静岡市出身の春日部市育ちである。
誠に残念ではあるが、本年九月に荒船山登山中、不慮の事故によりお亡くなりになった。

まだまだ続編を期待していただけに、ファンの間でもショックは大きい。
この場をお借りして、臼井先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌

2002年公開
【監督】原恵一
【声の出演】野原しんのすけ・・・矢島晶子、みさえ・・・ならはしみき、ひろし・・・藤原啓治、ひまわり・・・こおろぎさとみ

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2009.12.22 08:35:03
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