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吟遊映人 【創作室 Y】

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2010.06.25
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「外は敵で満ちている! だがここは我らが生まれ育った土地だ。何も恐れることはない。敵の本陣まで一気に走り抜き、高虎を討つことのみ考えろ。倒れた仲間は見捨てろ。たとえそれが身内であってもだ。よいな!」
「(兵士たち一斉に)おう!」

本作は、アニメの「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ、アッパレ!戦国大合戦」を原作とし、実写化したものである。
子ども向けのアニメが原作なのかと単純に決め付けないでいただきたい。
もともとの「嵐を呼ぶ、アッパレ!戦国大合戦」のラストシーンなどは、黒澤監督の「乱」がモチーフになっているかと思われる大作だからだ。
だとすれば、子ども向けどころか充分大人にも何らかの影響力を与える、格調高いアニメ映画と言えるだろう。
そんなクレヨンしんちゃんをさらに完成度の高い実写化に成功したのだから、つまらない訳がない。
現代から戦国時代へとタイムトラベルするという奇抜な発想も、ファンタジックでロマン溢れる歴史ドラマになっている。

臆病で、苦手なものから目を背け、逃げてばかりいる自分にコンプレックスを抱く小学生の川上真一。
真一は、ふとしたことから天正二年の戦国時代にタイムスリップしてしまう。
時代は正に合戦の最中。
真一は一体自分がどうしていいものか分からない。
一方、真一の出現により、侍大将の井尻又兵衛は危ういところ難を逃れる。
又兵衛は、着るものや言葉遣いの違う、未来から来たという真一を不思議に思いつつも、面倒をみるのだった。

本作「BALLAD」で目を見張るような演技を披露してくれるのは、やはりなんと言っても草なぎ剛であろう。20100625b
セリフの間の取り方、さり気ない視線の投げ方、腹に力を入れた語気の強さなど、一点の曇りもない実に見事な演技力であった。
脇を固める役者陣も錚々たる人物ばかりで、アイドル草なぎ剛が一体どんな役の幅を見せてくれるのだろうかと半信半疑であったが、そんなものは不要だった。
存在感と演技力が見事に融合して、物語はヒューマンドラマにまで高められているほどである。
草なぎ剛の白眉たる作品なのだ。

2009年公開
【監督】山崎貴
【出演】草なぎ剛、新垣結衣、筒井道隆

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2010.06.25 12:30:14
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