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吟遊映人 【創作室 Y】

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2014.01.01
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カテゴリ:映画/アクション
20140101a

平成26年の始動です。
今年も吟遊映人スタッフ一同(と言っても2名ですが)張り切って参ります。
さて、元旦を飾りますのは、やはり、映画案内です。
2011年12月の公開作品である『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』ですが、すでに丸2年も前のことになるのですね。
ついこないだまで話題沸騰だと思っていたのですがーーー今さらだとは思いますが、案内させて下さい!


【ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル】
20140101b

「長官は・・・死んだ。“ゴースト・プロトコル”が発令され、IMFは活動を停止。いかなるサポートも得られない。我々4人と、ここにある物が我々に残されたすべてだ。“容認されない行動は降りる”という者は、申し出ろ・・・ミッションは、ヘンドリクスの計画の阻止だ!」

『ミッション:インポッシブル』シリーズは、何と言ってもエンターテイナーであるトム・クルーズの一人舞台のようなものなので、どうだろう、邦題は“トム・クルーズの”を付加して、『トム・クルーズのミッション:インポッシブル』てな具合にするのは?
この際、“ムツゴロウとゆかいな仲間たち”とか“前川清とクールファイブ”など、そういうネーミングに対抗する(?)のだ。
いきなりなぜそんなことを言い出すのか?と問われたら、私は迷わず言いたい。
「だってトム・クルーズなんだもの」と。
もうトム・クルーズワールドが炸裂なのだから!!
前作と比較するわけではないが、本作は数段グレード・アップしている。
やっぱりこうでなくちゃいけない。おもしろすぎるのだ!
高層ビルの壁面を、ハイテクの手袋を装着して上ったところ、片方の手袋が故障してハラハラさせられたり、ドバイの砂嵐が吹き荒れる中、走って敵を追跡したり、カーチェイスでメチャクチャスピードを上げて敵に追いついたものの、あと一歩のところで取り逃がしてしまうなど、お約束とはいえ、このド迫力には脱帽だ。

ストーリーはこうだ。
IMFエージェントのハナウェイは、ブダペストで秘密ファイルを奪う任務に就いていた。

守備良くファイルを手に入れたはずだったが、一瞬の隙を狙われ、美女の殺し屋にさりげなく撃たれ、ファイルを横取りされてしまう。
一方、モスクワの刑務所に服役中のイーサン・ハントは、ジェーン・カーターとベンジー・ダンの手助けによって脱出する。
その後、IMFのミッションにより、“コバルト”というコードネームを持つ人物の正体を探るため、クレムリンに侵入するが、何者かによって先を越され爆破テロに巻き込まれてしまう。
負傷して気を失い、病院のベッドで手錠につながれたイーサンは、ロシアの諜報員にテロの首謀者だと決めつけられてしまった。
イーサンは関与を否定するため、病院を抜け出し、IMFに救助を求めるのだった。

今回は、クレムリンを爆破した“コバルト”が、人類の次なる進化のためには核兵器による浄化が必要だとするテロリストで、この組織をあの手この手を使って追跡するのが見どころであろう。
この展開はベタと言えばベタだけど、これがまた盛り上がる。
視聴者は、どっぷりとトム・クルーズワールドに浸れるというしくみに出来上がっているのだ。
「あら?」と目を見張ったのは、ブラント役のジェレミー・レナーだ。
そう、『ハート・ロッカー』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた役者さんである。
なんだろう、このスター然とした輝きは?! スタイリッシュでクールな出で立ち。憂いを含んだ表情がたまらない。
こういう次世代を担う役者さんを起用した点も、この作品の成功の鍵となったかもしれない。
CG重視のアクション映画が主流の中、もちろんそういう処理は施してはいるけれど、体を張ったアナログ的演出はお見事である。
やっぱりトム・クルーズは、世界のトップ・スターなのだ!

2011年公開 【監督】ブラッド・バード
【出演】トム・クルーズ、ポーラ・パットン、サイモン・ペグ、ジェレミー・レナー

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最終更新日  2014.01.01 05:46:40
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