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2014.09.02
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カテゴリ:映画/バイオレンス
【マチェーテ】
20121028

「どこへ行ってたの?! メールくらい送ってよ!」
「マチェーテ、メールしない(メールできない)。マチェーテ、証拠を渡す」
「・・・戻ってくれてありがとう」


この作品はいわゆるB級映画で、前半はスプラッターシーンの連続と来て陰惨さが際立っている。
不思議なもので、後半は視聴者も慣らされてしまい、かえってドタバタ喜劇のようなおもしろさを感じてしまった。
製作者の中に、クエンティン・タランティーノの名前を見つけ、なるほどと妙に納得してしまうものがある。
というのも、この作品は『グラインドハウス』という映画で使われた偽予告編を、実際に映画化してしまったものらしい。(ウィキペディア参照)
だから、グリコのおまけ的な作品として捉えた方がいいかもしれない。

驚いたのは主役に扮するダニー・トレホで、この役者さんはメキシコ系アメリカ人。
年齢的なことよりルックスについて言わせてもらえば、B級、C級でなければ主役には到底及ばない悪役顔をしている。
とにかく厳つくて、コワイ。
メキシコの連邦捜査官という役柄だが、どう見てもメキシコ系マフィアと言ったところだ(笑)

元メキシコ連邦捜査官のマチェーテは、ワケあってアメリカテキサス州で不法移民の日雇い労働者として働いていた。
マチェーテの凄腕に目をつけた殺し屋から、不法移民嫌いで知られる政治家マクラフリン議員の暗殺を依頼される。
マチェーテは報酬にもらった金を、表向きはタコス売りの女性革命家であるルースに託す。
一方、移民局職員のサルタナは、法の執行と正義との間で葛藤しつつも、最終的にはマチェーテといっしょに麻薬王に立ち向かうのだった。

これほどコテコテのB級モノなのに、ロバート・デ・ニーロが出演しているではないか?!
ニコラス・ケイジもそうだが、ハリウッドのオスカー俳優たるもの、出演作品を選ばないのだろうか?
メキシコの麻薬王の役としてスティーヴン・セガールが登場するが、これには納得。この役者さんなら大いに結構だ(笑)
ウィキペディアによれば、実生活の上でも刑務所を出たり入ったりしていたというワケありのダニー・トレホだが、この作品を見れば完全に生き方を改めたのがよく分かる。
奇跡みたいに与えられた主役を、意気揚々と演じているのを見ると、こちらまで嬉しくなってしまうほどだ。
年を経てこんな大役のチャンスに恵まれるのは、世界広しと言えどもアメリカぐらいだろう。さすがは自由の国アメリカだけのことはある。

全体を通してお祭り騒ぎのB級モノだが、そうそうたる役者陣に支えられて一見コミカルではある。だがその実、アメリカの移民政策に対する抗議が込められていそうだ。
それにしても、ラストのエンディング・タイトルにまたまた2本の予告編が出ていた。

ということで続編は只今iTunesで公開中(笑)
20140902


2010年公開
【監督】ロバート・ロドリゲス、イーサン・マニキス 
【出演】ダニー・トレホ、ロバート・デ・ニーロ

20130124aisatsu





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最終更新日  2014.09.02 05:54:21
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