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カテゴリ:仕事
毎日仕事をしていると、自然と身につく知識があります。 ビジネスマナーとか一般的なことや、 目の前にでーんと構えている、パソコンのこと。 またその仕事ならではの専門的知識。 私の場合、アパレルメーカーで生産の仕事を長年携わっているので、 繊維や縫製などの衣料品のことが、 まぁ詳しくなっています。
特に入社以来、一時離れたこともありましたが、 ずーっと担当している靴下のことは、かなり詳しくなっています。 靴下って、小さいけれどかなりいろいろな人の手を渡り、 簡単のようで”莫大小”と書くメリヤスは、とても複雑でデリケートです。 工場が違うのはもちろん、同じ機械で編んでも夏と冬では 気の遣い方も違います。。。糸の伸縮が違うので。 とかなんとか。
お客様のクレームがありました。 アンクルソックスで、左は歩いていて下がらないけど右は下がるのはなぜか。 担当者がとりあえず商品を見て…ということだったので、 とりあえず確認。 「ああ、左右生産が違うロットやねぇ。」 と見ただけで分かり、あとは気づいた点をいくつか答えました。
でも残念なことに、今後うちの会社では靴下を扱わなくなります。 ということは、私のこの蓄積した知識は役に立ちません。 間接的には役立つかもしれないですが、 直接必要なくなります。 いつか会社を辞めた時は、こんな詳しい知識は必要ないなぁ・・・と。 ちょっと淋しくなってみたり。
もしこの先、お見合いとかすることがあったら(?!) 釣書の趣味に「靴下」とか書こうかなぁ。
きっと世の中も人も、”役に立たない”けれど立派な専門知識を持って 生活しているのだろうと・・・。
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