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カテゴリ:日常
昔昔、アイヌ語というものに興味を持った事がありました。
現在は生きていない、失われた言語というミステリアスとかエキゾチックとかいうイメージに意味も無く憬れた事があります。 ルーンやラテン語なんかにも漠然とした憧憬がありました。 そういう時代があったんです(年がばれそう… 今回あった荒らしのログの件で通りすがり的に翻訳をお願いしに泣きついた方が、本当に懇切丁寧な方で、色々と親身に教えて下さいました。 また、その方のサイトに辿りつくまでにさまざまなサイトを見ていて、アイヌ語への興味は再燃しました。 アイヌ語には文字がありません。言葉だけしか存在しません。 それはすなわち、その場で話す人と聞く人の二者が揃わなければ伝え守る事が出来ない事を意味します。 倭人による迫害で言葉の使用を禁じられ、それに危機感を抱いて言葉の復興を目指そうにも、古文書を引っ張り出して解読すればすむような物ではなく、迫害の中で言葉を守り伝え生かして来た数少ない方々と直に触れ合わなければならない時点で、アイヌ語の復興、普及は非常に困難な事だったでしょう。 本当に大変な苦労があるんだと思います。 さてさて、その方に教えていただいた物の一つに「アイヌタイムズ」というものがありまして。 「アイヌ語を生きた言葉として力を取り戻すための運動の一環」として非常に有意義な活動をなさっている方々がおられるんですね。 でも、相当経営の方は苦しいらしい…(「お願い」より「現購読者数は130人となり採算ラインぎりぎりの状況です。」) そんな訳で、もともと憧れはあった訳だし、今回こういう妙な形ではあったけれど関わりが持てた事でもあるしで、早速1年分の購読申しこみをしてきました。 日本語版があるなら、一字ごとに対応させて読み解く事も出来るだろうし。 後は辞書の一冊も取り寄せたら、もしかしたら昔憬れたアイヌ語がマスター出来る日が来るのかもしれない…!゚+.(・∀・)゚+.゚(←間違い 出来ればラジオ講座みたいにその記事の内容が生の言葉で聞けるシステムがあったらいいなぁ、とか、今から妙にテンション上げてかかってますが。 でも久しぶりに向学心に火が点いた感じです。 生の言葉を聞く機会も「国際先住民族ネットワーク」というサイトで「FMピパウシ」というアイヌ語のミニFM放送が聞けるようですし。 ネットの普及でこういう文化を学習するにもハードルが非常に低くなった事は、本当に嬉しいですね。 そんな訳で、アイヌタイムズは日本語版込みでも年間2300円の低価格ですので、興味あるんだけどなーと思っている皆様、一つ異文化コミュニケーションしてみませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/03/08 05:24:28 PM
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