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今日は福岡市美術館に
「ミレー3大名画展」を見に行ってきました。 ミレーの3大名画とは説明するまでもなく、 「落穂拾い」「晩鐘」「羊飼いの少女」の三作品のことで、 特に美術ファンじゃなくても、 誰もが目にしたことのある絵だと思う。 今回の「ミレー3大名画展」は、 東京と福岡でしか開催されないそうだ。 福岡市美術館、頑張りましたね(^^) 今後二度と、ミレーの3大名画が日本に揃って貸し出されることはないそうです。 福岡に住んでて良かった~~~! もう、東京は展覧会が終わっちゃいましたが、 福岡近郊の人は観に行くべき。 ミレー3大名画目当てに、 かなりのお客さんで混雑してました。 すごい行列だったけど、 前売り券買ってたし、早めに行ったので、 この際、じっくり鑑賞してきました。 迷わず、図録も購入♪ 私は、おすまし顔の貴族の肖像画よりも、 ミレーのような、ありのままの人間の姿を描いた、 自然主義的な絵が好きです。 庶民のひたむきに生きる絵の方が、 生身の人間らしさが出ていて、 心を打たれるものがあると思う。 今更、私が解説するまでもないですが、 印象に残った作品を いくつか載せようと思う。 ミレー「晩鐘」1857~59年 畑で働く若い農夫が、 聖母マリアに祈りを捧げるように促す鐘の音を聞いて、 仕事の手を休めて、 神の恵みに感謝の祈りを捧げている場面を描いた作品。 農民だったミレーの祖母が、モデルらしい… 恐らく、労働もきついし、 生活も決して楽じゃないと思うんですよ。 でも、日々の生活に感謝をして 謙虚に生きる姿がいいな~と思いました。 欲望にかられた人よりも、 外見は貧しい農民でも、 自分に与えられた環境に感謝して、 祈ることのできる人間って、 つつましやかで、上品だな~と思う。 バスティアン=ルパージュ「眠りこけた小さな行商人」 1882年 この絵、ムリリョの「乞食の少年」に似てる!と思って、図録の解説を読んだら、 同じスペイン出身なので、 やはりムリリョの影響を受けてるらしいです。 人気の高いテーマらしい・・・ 恐らく、当時のスペインは、 こういった貧しい少年が町にいたんでしょうね。 でも、ムリリョの「乞食の少年」よりも、 この少年は、なんだか幸せそう(^^) 眠りの中で、 束の間の幸せを味わっているような表情に見えます。 犬だけが、友達なのかなぁ… フランダースの犬を思い出してしまいました。 ペレーズ「レモン売りの少年」1885年 「眠りこけた小さな行商人」を描いたルパージュの影響を受けたと思われる、ペレーズの作品。 こんな、思いつめた目でレモン差し出されると、 思わず、買ってあげたくなっちゃいます(~_~;) ジュリアン・デュプレ「牛乳を運ぶ女」 フランス北部のピカルディ地方を描いた作品らしい。 ミレーとは趣が異なり、 過酷で静かな農民生活というよりも、 むしろ、印象派のような、 牧歌的な明るさを感じますね。 空は薄曇りだけど、 女の人が、生き生きと働いてる感じが伝わってくる。 この絵を、見てると牛乳飲みたくなった(^^) それにしても、人が多かった~ 休日に美術館なんか行くべきじゃありませんね(~_~;) 帰りに、母のおごりで、 お寿司を食べて、 ぶらぶらデパート巡りをして帰宅。 楽しかったけど、疲れました・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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