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そりは8月28日の夜のことだった。
わらひがお風呂に入っていると、いつもより30分以上も早く徹次郎くんが帰ってきた。 慌てた様子なのでどうしたのかと思えば、しうとめが事故に遭って病院から連絡が来たらしい。 徹次郎くんはすぐに病院へ駆け付けたが、わらひは泡だらけだったので少し遅れて行った。 病院へ着くと徹次郎くんはしうとめに付き添って診察室で医師の話を聞いていた。 そして加害者の人は心配そうに廊下で待っていた。 最初はそうと気付かずにその人のことを見ていたわらひだったが、その人はず~っと震えていた。 しうとめと徹次郎くんが診察室から出てくると、目を真っ赤にしてひたすら謝っていた。 スーパーに自転車で買い物に行ったしうとめが駐輪場に自転車を停めようとしたところ たまたま横に車を停めていた加害者の人がしうとめに気付かずにドアを開けてしまったらしい。 しうとめはその拍子に転んで頭や手足をしたたか打ち、首もむち打ち状態になったようだ。 しかし、医師から入院を勧められたにもかかわらず、しうとめは頑に家に帰ると言い張る(呆) 家に帰ってもひとり暮しで何をするにも困るはずなので、仕方なく徹次郎くんが泊まることになった。 私は一旦家へ戻り、徹次郎くんの着替えなどを用意してしうとめの家に。ああ、お腹空いた(泣) 徹次郎くんも1日中立ち仕事で疲れているのに、しうとめのわがままに振り回されてかわいそうだ。 そんでもって、翌日は日曜日で徹次郎くんも休むわけにはいかないので、 昼間はわらひに面倒をみろと(ーー)ぶつぶつぶつぶつ 自慢じゃないが、しうとめとは性が合わない。 いくら暇な会社だと言っても、並々でないストレスがたまるので 日曜日くらいは息抜きしないと身体が持たない上に、 1日中しうとめと顔を突き合わせていたら確実にこっちが病気になってしまう。 そこでわらひは徹次郎ず兄ちゃまに電話で状況を説明して、 兄ちゃまから入院の説得をしてもらうよう話をつけた。 翌朝、わらひは兄ちゃまとしうとめの家に突撃した(←戦う気か?) こちらからまだ何も言わないうちにしうとめは自分から入院すると言い出した(しめしめ) さすがに痛くて寝られなかったらしい(そりゃそうだろう) 珍しく『いつもくらりすさんには迷惑ばっかりかけて…。』としおらしくしていた。 (いつもこうならいいのに) しかし、そりは長続きしなかった(ーー; 入院して何日かたったある日、お風呂に入れてもらえることになったので バスタオルを用意するように言われた。 家にある新品のバスタオルを持っていったら、気にいらないらしい(ムカムカ) しうとめ『こんな水吸わないようなタオルはイヤ。』 くらりす『そう長いこと入院するわけじゃないから少々我慢して。』 しうとめ『自分で拭くんじゃなくて、全部他人にしてもらうのやからこんなのはダメ。 私は普段ガーゼの湯上がりを使ってるから。』 くらりす『ガーゼのはウチにはありませんので、もうちょっと違うのを探してきます。』 その夜、仕事から帰ってきた徹次郎くんにタオルを選んでもらって、 新品だと吸水が悪いと思い、わざわざ洗濯して翌日持って行った。 しうとめ『またこんなもん持ってきて(ふん)』 こんなもんとはなんや、こんなもんとは。言い方っちゅーもんがあるだろうが。 ブチブチブチ。←ついに切れたらしい。 くらりす『これもお気に召しません?』 しうとめ『こんなのはイヤ。』 くらりす『わかりました。じゃあ、売店で好きなのを買ってください。 私は仕事がありますから、売店の営業時間内には来れません。 ご自分で買いに行ってください。じゃあ、帰りますから(怒)』 それまでは、いくら仕事が遅番でも毎日病院に見舞っていたが、頭に来たので行くのをやめた。 わらひを怒らせたらどういうことになるかよく考えればいいのだ(沸騰) と、2日も経たないうちにしうとめから電話がかかってきた。 日曜日に退院するから迎えに来いと言う。 また日曜日か?2週連続でわらひの貴重な休みを潰すつもりか?(泣) 忙しいので行けませんと言ってやりたかったが、一応徹次郎くんの母なので仕方なく行くことにした。 昔流行った歌に、『姑小姑賢くこなせ。容易いはずだ、愛すればいい。』というフレーズがあったが、 わらひには絶対無理だ象(きっぱり) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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