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カテゴリ:直腸がん
1年前の話です。
2014年9月10日、がん研有明病院に入院しました。 看護の助士さんから病棟の説明を受ける、 麻酔医から麻酔による影響などの説明を受ける、 手術前の検査を受ける、 入院患者と家族の心得についてのビデオを見る、 などの合間に、妻と一緒に、 院内のコンビニチェック、 見舞い用のデイルームと貸本のチェック、 などして過ごしました。 そして、夕方に主治医のN先生から、手術の説明です。 妻と一緒に聞きます。 「歯状線からすぐ、肛門から4~5cmのところに、 癌があるので、直腸はすべて切除します。 癌は血管やリンパを伝って転移している恐れがあるので、 直腸への動脈とその上流につながるS状結腸を切除します。 リンパも郭清します。 そして、肛門から1cmのところで、 肛門管と結腸をつなぎます。」 といったことを、手書きの絵をまじえて、 丁寧に教えていただきました。 切り取った組織を病理検査に回して、 その結果で、がんのステージが決まるそうです。 手術の進み方は、 「9時から麻酔を始めて全体で7時間くらいかかります。 1時間くらい麻酔がかかるのを待って、手術を始めます。 手術が終わってからしばらく麻酔が切れるのを待ち、 病室に戻ります。 もまちょーさんが目を覚ましたときには病室でしょう。」 という感じの説明でした。 自分「時間が延びたら、まずいことが起きているということですか?」 先生「予定より多少遅れることはありますが、 それは私たちが頑張っているということなので、 安心してお待ちください。」 排便の話も出ました。 「今回の手術で、がんを切るとともに、人工肛門を作ります。 縫合したところに便をためると良くないので、 小腸の終わりのところから人工肛門で便を出すようにします。 人工肛門は、縫合部の様子を見ながら、 たぶん2、3か月後に、閉鎖します。 そこからは自分のお尻を使うことになりますが、 閉鎖後すぐはトイレが1日30回ということもあります。 2年後でもベストで8~10回の排便と思ってください。」 お話がわかりやすかったので、あまり質問もなく、 明後日の手術をよろしくお願いいたします、ということで、 N先生からの説明は終了しました。 ところで、肛門から1cmのところでつなぐことについて、 後日、N先生の絵をまねて、 こんな感じですか?と訊いたところ、 まぁ、こんな感じです、ということでした。 直腸は丸ごと、S状結腸もほとんど無くなります。 ふつうの人の3分の1ほど、わずかに残った肛門括約筋が 頼みの綱になりました。 こうなるとわかってはいましたが、 元のような生活に戻れる日が来るのか、不安でいっぱいでした。 ↓よろしければ、ポチッとお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/09/14 09:10:56 PM
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