試験準備や繁忙期が重なり、また久しぶりの更新にになってしまいました。
JAMHA日本メディカルハーブ協会のハーバルセラピスト、ハーバルプラクティショナーを受験された皆さん、お疲れ様でした。
相変わらずクセのあるトラップたっぷりな問題が多かったですね。
内容に触れることは協会の規定上できませんが、プラクティショナーについては一歩踏み込んだ知識を入れていくことが大切だと感じました。例えば各論。各種ハーブに含まれる成分名だけでなく、その物質が芳香族なのか、テルペノイド系なのかと言った、成分分類まできちんと把握しておくような勉強法が大切ではないかと思います。フィトテラピーを勉強している人たち、医療関係従事者以外は実は文系が意外と多い印象があります。私自身もなかなか文系的発想から抜けられずに悪戦苦闘していますが、今の苦労が自分の講座に生かせることも意識しながら、来年を目指して精進していこうと思っています。
さて、気が付けば11月も後半。クリスマスイルミネーションも目にする時期となりました。この時期、スキンケアの重要課題は乾燥から守ること。お顔やボディだけでなく、爪や唇周りまで気を遣ってあげたいものですね。実は試験二日前から、ちょっと不快な出来事に振り回されてしまい、更に外食が続いたためでしょうか。唇周りに嫌なヒリヒリ感が出てしまいました。以前、親しい友人にイタリアのお土産でいただいた「ミツロウリップバーム」を愛用していたのですが、すでに使い終わり。スリランカから購入してきたシダレパの軟膏は刺激が強すぎるし…いっそのこと作ってしまえ！と言うわけでちゃちゃちゃっと…
出来上がったのがこちら。いろいろとレシピを調整しているうちに量が想定外に多くなってしまったため、3種類の容器で作ってみました。
以前、ブログでもご紹介しました紫根のインフューズドオイルを1.5ml、アルガン、ホホバ、月見草、スイートアーモンドの4種のオイルを2.5mlづつ、さらにスリランカから買って帰ってきたココナッツオイルを5ml。ミツロウ3.5g、ハチミツ3.5gを加熱しながらやや高温で湯せん。ミツロウが溶けきったら間髪を入れず容器に投入。ミツロウと植物オイルのバームは剤のバランスでテクスチャーが違ってきます。固まるまでちょっとドキドキしましたが、リップケースでもきちんと成形でき、尚且つ硬すぎないテクスチャーに仕上がりました。
今回のリップバーム、精油を使わない代わりに、ココナッツオイルがとても良いシゴトをしてくれています。男性向けには無色で、メンソールクリスタル（食用グレード）をお使いになっても良いでしょう。リップ系のコスメにも精油をお使いになる方も多いようですが、個人的には如何なものかと考えてしまいます。確かにフランスなどヨーロッパでは薬として精油を用いたり、実際に「飲用可」としているブランドもありますが、AEAJ日本アロマ環境協会の安全基準では、飲用は禁忌とされています。またフランスでは精油飲用による死亡事故も報告されています。香りづけには食品グレードの香料をお使いになることをお薦めいたします。
明後日のボジョレーヌーボー解禁を皮切りに、怒濤のイベント連続。シーズン前の心と体の休息にはちょっと贅沢なお気に入りの精油を。Florihanaのジャスミンサンバック。こちらはアジア圏のお茶の香りづけに使われる茉莉花の精油です。
クランディフロラムのものよりややお安く入手できますが、重すぎず、魅惑的ながら上品な香りが楽しめます。
【フロリハナ/アブソリュート】100%天然/無添加ジャスミンサンバック 2g(2.1ml)【アロマオイル/アブソリュート/Florihana】
もうひとつ、爪のケアにはこちらを。大好きなネロリの香りです。
講座に来て下ったり、手作りコスメ試作品のモニターにもなって下さっている友人からのプレゼント。
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今週に入り、ぐんと寒さが増してきました。どちらさまも、お風邪などめしませぬように。
