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★★★ＮＡＳＡは地球への天体衝突を監視できない？★★★
８月１５日asahi.com




アメリカ科学アカデミーが８月１２日、発表した報告書によると、
アメリカ航空宇宙局（ＮＡＳＡ）が行っている
地球に接近する小惑星や彗星を監視する活動は、
予算不足のため目標を達成できなくなっている。



ＮＡＳＡは２０２０年までに、地球の軌道近くを通過する
１４０m以上の大きさの天体の９割以上を
検出できる体制を整備することが、
０５年の法律で義務づけられた。



しかし、９７年にＮＡＳＡの天体監視の予算は
年間約１００万ドル（９５００万円）あったにもかかわらず、
９９年に１６０万ドル（約１億５千万円）の予算が計上された後、
予算がなくなったという。



現在は他の予算から流用・充当している状況で、
必要な数の望遠鏡を整備できないので、
目標の達成は不可能と結論づけている。



地球上で監視活動を政府レベルで行っているのはアメリカだけで、
カナダとドイツが組み立て中の衛星も、
地上からの観測と同じ程度の性能しかない。



ちなみに、
アメリカプリンストン大学が０１年に発表した研究によれば、
地球文明が破壊されるほどの天体衝突が
今後１００年間に起きる確率は５千分の１だ。



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