辛口トーキング!2本目
土日の恒例で家族みんなでお茶しながら、きっかけは忘れたけれど、ふとした拍子に話題は「ダンディズム」に。 日本のオジサンたちってダンディな人が少ないよね、なんでかな?ダンディっていうのはジェントルマンと同様、生きる姿勢だよね。西洋文化圏では、男の子にパパが「カッコいい男」になるようにと、小さいころから何かにつけて話す慣習があるみたいだもの。 その点、日本のオジサンはなぁ‥ 混雑した通勤電車で我先にと座席取り競争を本気でするくらいだから。すごいのよ。相手がか弱い女性や年寄りでも譲らない人、多いんだから。 ある程度の年齢になっても余裕がないオジサンが多すぎる気がする。男はやせ我慢が色気になる生き物なのに、そういうカッコつける気がないの。いい歳になってもガツガツしていてね、それじゃ子供に対した時でもどういうのが「カッコいい男」なのかの見本なんて見せれるわけない。そもそもオジサンの中に「カッコいい男」がないんだから。そういうものに、価値とか意味を見出せていないんだから。 彼らにとって価値あるものは、他人より少しだって得する事実でしょう。だから日本の大衆文化はいつまでたっても安くて薄っぺたなんだ。 そういや、こないだ某番組に石原軍団の舘さんが出てた。彼はいい感じに歳を取ったね。人としての余裕がある。それが優雅さを醸し出し、みごとなジェントルメンだった。色気のある大人の男ってヤツよ。 ダンディズムとかジェントルメンとかって、生きる姿勢から生まれるもんなんだよ。今時のチョイ悪オヤジを気取っても、外見だけ真似て付け焼き刃じゃただのキザ男。色気ってのは醸し出されてこそ本物だ。身の内で熟成されてこそ本当に美しくなる。その点、日本はまだまだなっちゃいねぇぜっ と煎れ立ての珈琲飲みながら家族団欒してましたとさ。