Bacchus Antiques

2021/02/06(土)06:08

カップリングコンデンサを調整 ECL84 シングル・パワーアンプ

ECL84 UL接続 シングル・パワーアンプ(14)

ECL84 真空管式アンプの音質調整は、いよいよ最終局面である。 今日はカップリングコンデンサがテーマ。 低域の量感が、若干ではあるが物足りないかな、という不満がある。 筋肉質で非常に引き締まった低音を出すからかもしれない。 現状では、ERO MKT1913 0.15uFが搭載されている。 そこでCross Cap 0.33uFをパラってみると・・。 低域の量感がだいぶ改善されたけど、ややドンシャリな音に。 0.1uFくらいのCross Capが良いのかもしれない。 手持ちには0.33uFしかないので、今回は却下。 そんなに悪くないので、将来の課題に残しておこう。 続いて、超貴重なヴィンテージのERO KP1832 0.056uF 1.5kVをパラ。 高域がより自然に高いほうへ伸び、分解能もやや向上。 しかし、容量が小さいせいか低域の量感upには寄与せず。 それ以前に、デカくて実装上の問題がある。 底板が閉まらないのだ(笑) しかも、MKT1813が小さすぎて、それのリードに負担が掛かり過ぎ。 これも却下だけど、KP1832の実力を垣間見ることができたので、収穫はあった。 最後は単純に、容量up。 同じコンデンサをパラってみた。 やはりという結果で、低域の量感が向上。 これが一番無難なので決定。 将来の課題として、より細かい音の出るヴィンテージのERO MKT1813を 仕入れて実装するか。 その容量は、0.2~0.3uFが狙い目だろう。 Cross Cap 0.1uFを新たに仕入れ、パラった場合の結果も確認したい。 他の部品とグレードがアンバランスとなるが、 ASC X363 0.33uFが非常に気になる。 これよりも小容量のを、ECL84 シングル・パワーアンプの チョークインプット方式電源で採用し、好結果を得たんだよね。 その時の出力トランスは、春日無線のKA-5730。 +B電源整流部には、最初から転流防止のセラコンを実装してあるし、 パスコンも投入済みなので、これで出品としよう! 後ほど、電気的特性を公表。 ラクマSHOP Bacchus Antiquesに出品中です。

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