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2023/06/09(金)06:18

日本百名山 シャクナゲ天国の瑞牆山(みずがきやま)へ日帰り登山 中級編

登山・ハイキング・さんぽ(122)

5/20の天気予報は、関東では雲が多く山梨・長野より西は晴れ。 どの山に行くか迷った末、ちょい遠いが日本百名山の一つである瑞牆山へ。 ガイド本によると、山頂からの眺めは素晴らしいの一言だ! コースは瑞牆山荘をスタート地点とし、 『みずがき山自然公園』を下山後に経由して、反時計回りに歩く。 山荘発15:20のバスに間に合うよう、工程を組んである。 前日に登山計画書を提出し、絶景に期待を膨らませ早めに就寝。 当日は登山口まで韮崎駅から出るバスに乗車し、10時少し過ぎに登山開始だ。 韮崎駅8:01着となるよう各駅停車で向かい、 韮崎駅8:50始発の『みずがき山荘行き』バス乗車。 終点の山荘着は10:09と、バスだけでも1時間20分弱の長い乗車だ。 このバスは季節運行なので、最新の情報は予め調べておこう。 運賃は、韮崎駅前ーみずがき山荘が片道だけで¥2,100-と高ぇ~! 土曜とあって、韮崎駅前のバス停は、次第に登山者でごった返し。 今日は臨時のバスとジャンボタクシーが急遽手配される。 拙は早めに並んでいるので、臨時バスに。 係の人の説明では、先行のバスより少し早く着く予定らしい。 そうして、やっとこさみずがき山荘バス停に10:03到着だよ。 韮崎ではいい塩梅で晴れだが、山荘では曇り・・、絶景拝めるかなぁ。 すぐ近くのトイレで用をたし、ストレッチをしていざ瑞牆山へ!! 登山口から少し、八分咲きのミツバツツジが拙らを出迎えてくれる♪ ツツジをまだ拝めるとは、ありがたや~(^^♪ 瑞牆山荘の標高は1,510mもあるから、これから最盛期だろう。 すぐ前の登山者はテント泊の装備だから、甲武信ケ岳へ向けての縦走かな? 途中、金峰山を踏むことになるから、甲武信と併せて百名山を2座とはオイシイ。 登山道は、すぐにやや急な九十九折り。 このパーティーも、装備からして甲武信ケ岳へと向かうのだろうか? 拙はペースが速いのか、こういったパーティーを次の小屋まで何組も追い越し。 道を譲って下さり、有難うございますm(_ _)m 九十九折をこなすと緩やかな尾根筋になり、貴重な水場に出くわす。 写真に収めてはいないが、水量は豊富だ。 水場を越して目と鼻の先の、富士見平小屋に到着。 ただ今の時刻は、10:30。 山と高原地図記載では、テントを100張できるとあって広々としている。 テントに荷物をデポって、金峰山にアタックするなんて山行も出来そうだ。 小屋の名前の通り、富士山の眺めが素晴らしい!とHPにあるのだが・・。 この日はガスってて、眺望ゼロ(T_T) ここに立ち寄ったのは、瑞牆山のバッジを購入するため。 シャクナゲがデザインされているのをGETだ☆ 小屋前にはベンチも豊富で、そこでザックを下ろして今日初めての休憩。 満足バーと麦茶で栄養補給しながら、地図でルートを再確認。 この先にハシゴか、どれだけ難易度が高いのか楽しみだな♪ 2分ほど休憩し、山頂へ向けて出発。 小屋から先は登山道の雰囲気が一変し、ガレっぽく足場がやや悪い。 浮石に注意して進もう。 更にささやかな渡渉の場面。 変化に富むコースで、楽しみ甲斐があるね~♪ 拙はトレランシューズに白パンツだから、コケないよう注意して渡る。 その先にちょっとした広場があり、巨岩がパックリ!! これが地図記載の『桃太郎岩』だろう。 人があんなに小さく。 自然の営みって、時に想像を絶する表現をするね。 ただ今の時刻は10:52だ。 桃太郎岩の右手に階段があるのだが、それがハシゴかな。 20mくらいの垂直を登ると予想していたのだが、拍子抜けだ。 そうは言ってもコケないように。 次第に登山道は岩場となり、クサリ場の出現。 渋滞気味なのだが、先方が拙にトップバッターを譲って下さる。 傾斜は60度くらい、鎖の長さは10mといった感じかな。 鎖は無しでも登れるのだが、前日の雨で岩盤が濡れているので、 鎖を補助に慎重に登る。 それでも10秒ほどで、アッという間に踏破。 この先も巨岩相手によじ登ったりと、アスレチックなコースだ。 所々に立派に咲くシャクナゲが、登山者の目を楽しませてくれるよ。 蕾が多く、満開はもう少し先だね。 標高が上がるにつれ、ガスも濃くなる。 岩の大きさも増し、奥深い山の中という感じだ。 巨岩をよじ登ると、そこは平たいささやかな広場。 汗ばんできているので、ザックを下ろして暫し休憩と背中のムレ解消。 麦茶と残りの満足バーを頂く。 この場所、晴れていれば絶景かもしれないな。 遠くでアカゲラとヒガラの鳴き声だけがするよ。 山頂までもうひと踏ん張りだ、出発しよう! その先、大きな岩のクサリ場。 この岩は足場が少ないな・・、鎖を頼りに登ろう。 ガスっててイマイチ高度感が分からないのだが、前方に大きな岩峰。 目指す山頂か? その直後、不動滝へとの分岐を山頂へと進み、瑞牆山最後の悪あがきだ。 最後まで気を抜けないね。 このアスレチックな場面をクリアし、その先には遂に山頂らしき光景。 前日の雨で足場が悪い中をこなし、遂に山頂に到達だ!! 11:43着だから、登山計画より30分弱早い。 引いて山頂の標識付近をパチリ☆ なかなかの盛況ぶり、流石は日本百名山の一つだね。 これから混みそうだから、昼食の場所を探そう。 岩峰の端近くに陣取り、そこでおにぎりセットを頂く。 今日の山頂は混んでるだろうし、水平な場所探すの難しそうと予想し、 バーナーでの調理を予定していないのだ。 相変わらずガスが濃いのだが、2230mの頂点で頂くおにぎりは格別だ♪ 何かを成し遂げた後のご馳走は最高だね!(^^)! デザートはお饅頭を頂こう。 予想通り混んできているので、山頂から数枚パチリ☆ 時折、薄日が差すものの直ぐにガスってしまう。 絶景は次回にお預けだな、残念だが下山しよう。 先ほどの悪あがき場面は、足元が濡れているので慎重に下る。 不動滝へと続く分岐ルートを地図と道標とで確認し、下山開始。 下山ルートは沢・谷コースで、登山道の雰囲気が一変するね。 木の根は濡れていると滑りやすいから、踏まないように慎重に。 途中、ハッとするような鳥の囀り、コマドリだ☆ 流石は日本三鳴鳥のうちの一つだね。 谷間に澄んだ鳴き声が響き、心が和むよ(#^^#) 登山道を北西に進路を変える辺りから、巨岩帯の間を進む。 お城の石垣みたいだが、自然が作り出したんだよね?? よく地震で崩壊しないなぁと感心。 暫し奇岩を眺めながらの下山が続き、右手に大きな滝現る! 13:16、不動滝だ。 水量は僅かなので、鎖が垂れ下がっていればよじ登ってみたいな。 滝壺の手前、右手にシャクナゲの群生地がある。 見事に咲き誇っているのを激写☆ 開花すると、その下の葉が下がるところが愛らしいね。 ツツジも良いが、シャクナゲも見応えがあり楽しめるよ。 ここはちょっとした広場となっており、 ザックを下ろしてゼリー飲料で栄養補給をしよう。 ここに来て青空が雲の合間から覗き、陽射しも心地良い。 地図で再びルートを確認し、次のチェックポイントはみずがき山自然公園。 暫くは沢沿いを下り、こんな橋も出現。 いつしか山腹トラバースへと変わり、再びシャクナゲの群生地。 今度はハンパない群生っぷりだ。 シャクナゲのトンネルだね。 数日後は満開で、見事だろうな~! 百名山バッジにデザインされるだけの事はあるよ。 正にシャクナゲ天国だ(^^♪ シャクナゲ天国を過ぎると、今度は満開のミツバツツジがお出迎え。 この樹は特に樹高が高いなぁ。 あそこまで成長するのに、どれくらいの月日が流れるのだろうか? 明るい九十九折のその先は、林道に出くわす。 砂利道・舗装道路だから、かなりの速足で公園に向かうも、登山者はいない。 このルートで下山する人は、少ないのかもね。 単調なアスファルトを下り、チェックポイントの公園に到達、14:11だ。 富士見平小屋に負けず劣らず、テントを張っている人が多いね。 公園からは瑞牆山の雄姿を拝めることが出来る。 山頂があんなにクッキリと。 あそこからの眺めは今時分、素晴らしいのだろうなぁ・・。 下山して天候が回復って、登山あるあるだ💦 トイレで溜めたものを放出し、スッキリ気分で瑞牆山荘を目指す。 山荘には14:50頃に無事到着、今回も無事に下山である。 バスの時刻まで余裕があるので、山荘で瑞牆山のバッジを買う。 富士見平のとは、また違うデザインなんだよね。 帰りのバスは思いの外登山者が少なくて、10人くらい。 運転手さんの話では、山荘で泊まる登山者が殆どらしい。 明日なら確実に快晴の予報だからね。 途中バスに揺られながら、八ヶ岳や鳳凰三山の雄大さに感動!! 今年登頂したいが、休日と天候次第だ。 定刻通りに韮崎駅に着き、乗り継ぎの新宿行き特急に間に合う。 奮発して新宿までグリーン車、ゆったり帰宅。 今回も長い山行記にお付き合い下さいまして、有難うございますm(_ _)m

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