745582 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

CLUB Joy

CLUB Joy

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2021年02月08日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
森オリンピックJOC会長の『女性がたくさん入っている
理事会は(会議・決断)に時間がかかる』という発言。
これに対して、世界中から女性蔑視や、一方的な決めつけで
差別的な意見であると、非難や抗議の声が上がり、謝罪会見を
行うことになった。

しかし問題は本人の意見と謝罪ではなく、この意見に対して
非難や抗議や指摘をする人間が会場にいない、またはそうした
認識が不適切であり問題なのに、意見ができにくいと言った
雰囲気がJOCの中にあるということで、これはJOCに限らず
政治の世界でも言える部分で、社会の多くの場面で類似の
光景がある日本社会自体にも問題はあると思う。

今回は発言をした森会長も問題だが、謝罪後に、『すでに
謝罪したのだから辞任の必要はなく、続投で問題ない・・・
こうした発言を自民党の幹事長がしたことも大きな問題だ。

女性蔑視の根底があることを間違いと思わず、表面の謝罪だけで
考え自体をただす意識がない証拠であり、結局根底にある
女性を下に見る意識が変わっていない証拠である。

これは政治の世界全体でもいえるが自民党では顕著ではないか?
例えば、昨年度2019年分の女性議員比率は世界でもほぼ底辺で
193か国中165位であり、アジアの隣国韓国より低い。
衆議院では約10%の議員比率を30%とする指針を出しているが、
それは10年後の2030年の達成を目指すとしている。

そもそも選挙の制度で党推薦枠があり、それを与える今の方策が
党主体の上から目線であり、男性主体の党が認めて仲間に入れて
あげるという流れのままである。
自由に立候補し、国民に訴え、当選するという方法以外で議員に
当選し、推薦でも再選であれば以前の実績や役割が残るという
今の政治の在り方では、昭和以前の男尊女卑な流れは変わらず、
どれだけ女性活躍政権などと言われても、党の都合や国民への
見栄えだけでの政策であることはハッキリしている。

子育て政策や、子供を増やす政策を持ってきても成果が出ず
結果少子化が進む傾向なのは社会全体、その主導規範となる
政治の世界にこうした男性主体の考えがあるからだと思う。

今回の発言はオリンピックというスポーツマンシップであり、
男性や女性といった性別の壁や人種の壁がない祭典の中で、
こうした考えを持つ人が会長で主導している。
しかし、それに対して否定や非難のできない組織の根幹と
その意識を共有するTOPも多い社会にも問題はある。

森氏が謝罪したから、辞任したから問題はないのではなく、
謝罪による問題の解決を言葉にした二階自民党幹事長や、
発言に非があると認められない、そして女性議員の議席数も
党や政治家の側で決めようという政治の世界全体に大きな
問題があるように思われる。

大臣クラスの人々に『女性議席を増やすのは政党の決議という
意識もおかしい。』と問えば、女性ばかりの政治では問題だと
いう政治家は多いだろう。
選挙がなされ、推薦など無くして、国民が選んだ議員が結果
女性多数であれば問題ないのではないだろうか?

結局政治の利権保護のための政治や選挙構造が問題なのである。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021年02月11日 12時34分43秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.