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自分を愛することは他をも愛すること

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まりあのじいじ

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2011.04.19
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カテゴリ:人生論

 東日本の災害の悲惨な
ニュースを見聞するにつけ
宮澤賢治さんの
「世界の全ての人々が
幸せでなければ
私の幸せはありえない」という
言葉を思い出した。

宮澤賢治さんは人物魂は
すべて繋がっており
自分ひとりの幸せを
幸せとは感じなかったのだろう。

人は皆根っこのところで
繋がっているのかも知れない。
被災者の皆さんのことを考えると
一層、その想いが強まってしまう。

 竹原信一さんのブログに
桂枝雀さんの落語が登場した。
拝借して見よう。

以下引用~

 枝雀は、
ひとりひとりの人間の魂は、
巨大な餅からちぎり取られた
小餅のようなものだと言っていた。

大餅から分かれた小餅は、
やがて薄い皮をもつ。
それが「自我」で、
これがあるために
「個」という考えが生まれ、
「自分と他人」という区別を
つけるようになるのだという。

そして、この世で命を終えると
魂の小餅はもとの大餅に吸収され、
自他の区別のない状態に戻る。
この状態が「ホトケ」の領域だという。

~引用終わり。

私も同じようなことを考えているので
枝雀さんの気持ちには同意する。

今度の大きな災害のことを思うと
胸が苦しくなる。
他人事とは思えないで
何をするべきか焦りも感じる。

我欲を拡張しすぎた人類が
皆、根っこで繋がっていることに
想いを致して、我利我利亡者をやめて
共存共栄、自然への回帰を目指して
考えを発展させるチャンスにしなければ
犠牲になられた皆さまの御魂も救われまい。
そして今を生きる我が「たましい」も。






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Last updated  2011.04.20 16:42:42
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