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カテゴリ:カンツォーネ
さて今回はRCAイタリアーナからチェトラに移籍し、サンレモ音楽祭に出場、そして優勝しトップ歌手になっていくエンドリゴを見てみましょう。彼のホーム・ページでこの移籍は金銭のためでなかった(両社同条件)こと、RCAの場合には他の歌手に曲の提供をしなければならなかったのが理由だったとしています。
※国内シングル盤未発売の曲は収録されているLP盤、コンパクト盤のレコード番号を書いています。チェトラ在籍中のレコードを紹介した後に載せますので、ご参照ください。
SP-1281 (1965年 CETRA - FONIT CETRA, Italy) "MANI BUCATE (孤独の手)/DIMMI LA VERITA' (心を告げて)" チェトラ移籍第一弾は小ヒット(1週間ランク・イン20位)であったが、まずまずの成功をおさめました。A面はSR- 152、SR- 317、LAX- 114に、B面はSR- 152、SR- 317、PS- 68に収録
SP-1281 SP-1292
SP-1292 (1965年 CETRA - FONIT CETRA, Italy) "TERESA (テレーザ)/COME STASERA MAI (今宵の君)" 日本ではA面の方が好まれていますが、イタリアではB面がヒットしました。7週ランク・イン最高位13位
SP-1297 (1966年1月 CETRA - FONIT CETRA, Italy) "ADESSO SI' (去り行く今)/IO E LA MIA CHITARRA (私とギター)" エンドリゴ初のサンレモ音楽祭の出場曲。イギリスのフォーク・デュオ、チャッド&ジェレミーをパートナーに見事入賞しました。B面はSR- 152に収録。
SP-1297 HIT-1326 HIT-1326 (1966年5月SEVEN SEAS - キング) "青空に住もう(UNA CASA IN CIMA AL MONDO)/去り行く今(ADESSO SI')"クラウディオ・ビルラ(CLAUDIO VILLA)/セルジョ・エンドリゴ
SP-1306 (1966年CETRA - FONIT CETRA, Italy) "GIROTONDO INTORNO AL MONDO (世界をつなぐ若者)/QUESTO AMORE PER SEMPRE (永遠の愛)" 番外編"情熱の白バラ"で書いたメッセージ性のありそうな曲の一つ。歌詞は1872年フランス生まれの詩人ポール・フォール(PAUL FORT)。エンドリゴの場合は、外国の詩を題材にする時、何かありそうな予感をさせます。A面はSR- 152、SR- 317、LAX- 114、 GXC- 115に、B面はSR- 152に収録。 ※この曲はまた番外編でお話ししましょう。
SP-1306
SP-1314 (1966年CETRA - FONIT CETRA, Italy) "BACK HOME SOMEDAY(A MAN ALONE)[E] (真昼の用心棒)/L'ALBA VIENE A CERCARE TE (暁は君をたずねて)" A面はマカロニ・ウェスタンの主題歌、多分サンレモ優勝曲より知名度は高いでしょう。B面はピエロ・ウミリアーニ音楽の映画「スエズの陰謀(未公開)」の主題歌SR- 152に収録
SP-1314 HIT-1396 HIT-1396 (1966年12月1日SEVEN SEAS - キング) "真昼の用心棒(BACK HOME SOMEDAY [E])/テレーザ(TERESA)" 「真昼の用心棒」は1966年イタリア映画、日本公開67年1月フランコ・ンロ主演、音楽はセルジョ・エンドリゴ(主題歌のみ?)。故郷に帰ると悪党一味が町を牛耳っていた。悪党の老ボスが実の父と知ったが、腹違いの弟が父を殺し、その敵討ちをする話。
SP-1324 (1967年1月 CETRA - FONIT CETRA, Italy) "DOVE CREDI DI ANDARE' (孤独な青春)/IL TRENO CHE VIENE DAL SUD" 1967年サンレモ音楽祭の入賞曲、この年はルイジ・テンコの自殺で落着きの無い大会となりまた。パートナーはメモ・レミージ(MEMO REMIGI)で彼もエンドリゴに近いカンタウトゥーリでした。B面は国内盤未発売
SP-1324 HIT-1421
HIT-1421 (1967年3月20日 SEVEN SEAS - キング) "愛のわかれ(NON PENSARE A ME)/孤独な青春(DOVE CREDI DI ANDARE)"クラウディオ・ビルラ(CLAUDIO VILLA)/セルジョ・エンドリゴ 2年連続で日本では知名度の高いクラウディオ・ビルラのB面に収録し、知名度を上げようとしているキング・レコードの意気込みを感じられます。
SP-1334 (1967年CETRA - FONIT CETRA, Italy) "LA DONNA DEL SUD (南のひと、マリア)/IL TRENO CHE VIENE DAL SUD" A面はセルジョ・エンドリゴとしても初めて他のカンタウトゥーリの曲を歌います。曲は遅れてきた自作自演歌手ブルーノ・ラウツィです。SR- 152、PS- 68に収録、B面は国内盤未発売。
SP-1334 SP-1339
SP-1339 (1967年CETRA - FONIT CETRA, Italy) "PERCHE' NON DORMI FRATELLO (兄弟よなぜ寝ない)/LA TUA ASSENZA(君の不在)" エンドリゴの曲としては物議をかもした作品、ジャケットの「聞かざる、見ざる、言わざる」がよくできています。A、B面ともにSR- 317に収録。
SP-1360 (1968年2月 CETRA - FONIT CETRA, Italy) "CANZONE PER TE (君を歌う)/IL PRIMO BICCHIERE DI VINO" チェトラ時代ばかりでなくエンドリゴの代表作であるサンレモ音楽祭の優勝曲。ヒット・ランクに7週間入り遂にナンバー・ワン・ヒットとなりました。パートナーのロベルト・カルロスも故郷ブラジルにこの曲を携え凱旋しました。B面は国内盤未発売。
SP-1360 HIT-1511
HIT-1511 (1968年3月 SEVEN SEAS - キング) "君を歌う(CANZONE PER TE)/カ-ザ・ビアンカ(CASA BIANCA)" セルジョ・エンドリゴ/マリーザ・サンニア(MARISA SANNIA)、国内盤はマリーザ・サンニアとカップリング、彼女はエンドリゴをしたい彼の曲を数多くカヴァーしています。また追悼のオマージュ・ライヴでは、あの"情熱の白バラ"を歌いました。
SP-1367 (1968年4月CETRA - FONIT CETRA, Italy) "MARIANNE (マリアンヌ)/IL DOLCE PAESE(のどかな故郷)" サンレモ音楽祭の優勝者がその年のユーロビジョン・ソング・コンテストに出場する慣例になっていました。68年はイギリスで開催され、エンドリゴは"マリアンヌ"で出場、第10位。優勝はスペインのマシェル"ラ・ラ・ラ(LA LA LA)、開催国イギリスはクリフ・リチャードの"コングラチュレーションズ(CONGRATULATIONS)が第2位。クリフは今までもカンツォーネを多数カヴァーしていますが、"マリアンヌ"も気に入ったらしく英語のカヴァーをだしています。B面はSR- 317に収録。
SP-1367 HIT-1579
HIT-1579 (1969年2月SEVEN SEAS - キング) "マリアン (MARIANNE)/今宵の君(COME STASERA MAI)"、シングル発売時は"マリアンヌ"でありませんでした。
OR- 2159 (1969年1月10日ODEON -東芝音楽工業) "マリアンヌ(MARIANNE)/ミスター・ナイス(MR. NICE)" クリフ・リチャード(CLIFF RICHARD)
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Last updated
2014.02.07 20:16:29
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