ゴーグルブログ：coaching of wheelchair basketball

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• 練習参加者は最大4人？

  さて、仕事も一段落したので、今日のバスケの練習メニューを考えることにする。先週の練習試合でガードが突き指･･･本日は休み。靭帯を切っていなければ良いが･･･まだ連絡がない。心配･･･・。ベテランの1点選手も所用で休み。エースは風邪。センターとパワーフォワードは仕事が相変わらず忙しくて50分しか毎回練習できていない。さあ、ボヤキはこれくらいにして（苦笑）。最初の40分は2人なので、アップチェアスキルボールハンドリングシューティング4人になった時点で3人三角パス4人速攻（リバウンドから）～2対2（シューターとラストパッサーが戻りのディフェンス）1対1（3ポイントラインから）1対2＋パッサー（３ポイントラインから）　ヘルプサイドの45度のディフェンスポジションからペイント内にペネトレイトさ　れたらヘルプ2対2＋パッサーディフェンストランジション（ハーフの2対2からフルコート2対2）　ハーフの2対2から攻守逆転しディフェンスとなり　　ハリバック　　オフェンスリバウンドに行ってからバック　オフェンス2人に加え、サイドライン沿いにいるコーチをパス役で配置　

  2005.03.29

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• 車椅子バスケのディフェンス

  定期大会まで後、6回の練習。ディフェンスをチェックして、臨みたい。この短期間でシステムとして取り組めるのはディフェンスだろう。オフェンスは極論すれば、個人プレーで点をとれるのならそれで良いが、ディフェンスは1人でもサボれば、あっという間に崩れてしまう。つまり、1対1をしっかりやって、必要な声を出し、チームとして誰に打たせず、何に注意するのかを徹底的にシュミレーションし、頑張れば相手の得点を抑えられるである。うちのような、得点力の低いチームは最終的にはディフェンスにつきる。昨年のオフから鍛えてきた個人のチェアスキル（健常のフットワークの練習にあたる）の中にも当然ディフェンスの動きが含まれていた。クローバー・台形ジグザグ・Uターン・クリスマスツリー・ダイヤモンドステップなどである。詳しくはアメリカの障害者スポーツ雑誌「SPORT'N SPOKES」（退役脊損協会が出版＜PVA＞）に以前掲載されていたので検索してみては？今は削除されたかもしれない。著者はカナダナショナルチームコーチでイリノイ大学のコーチでもある尊敬するMicheal Flogleyである。日本でもこのトレーニング方法は2000年以降幅広く紹介されているのでポピュラーだが･･･以前、そのマイクフログリーからマンツーマンディフェンスの原則を教えてもらった。それは以下の内容だった。マンツーマンディフェンスの基本的原則 Mike Frogry1) Always guard the number one threat.１）ナンバーワンの脅威を持つ選手を常に見張る．The number one threat is the player that is most likely to score. Thiscould be the player closest to the basket. It could be the player that isthe best player on the court. It could be a player that is racing downcourt and most likely to get open. The number one threat changes as theposition of the players changes.ナンバーワンの脅威を持つ選手とは最もスコアをあげそうな選手である．これはバスケットに最も近くの選手としてよい．コート上のベスト選手でもある．バックコートで競争になり，最もフリーになりそうな選手である．選手のポジションが変わったときナンバーワン選手は変わる．2) Help comes from the least threat.２）ヘルプは最も脅威が少ない選手から来る．This could be the weakest player. It could be the player furthest from thebasket. It could be a player who is not in position to shoot. It could be aplayer that is sitting still when we are pressing.これは最も弱いプレヤーとしてよい．バスケットから最も離れていて，シュートポジションにはいない選手である．ディフェンスがプレスしている時に，まだ坐ったままで模様見している選手である．3) Help sags to the line of the ball, no lower than the hash mark.３）ヘルプはボールラインまでサッグする．ただし，ハッシュマ　　ークより下がらない．This means that you sag off of the least threat to the line of the ball sothat you can help a person that gets beat. We also add that you don't golower than the hash mark. This is the dash line in the lane from the jumpcircle at the top of the key. We also tell the players to sag into the helplane. The help lane is the key extended full court. We never help lowerthan the hash mark because we tell our players to deny the baseline andforce the players back high. That way you are forcing the players to thehelp and into a double team.これは，ディフェンスがボールラインへ最も脅威が少ない選手から離れてサッグすることを意味する．それで，そのディフェンスは打ち負かされるディフェンダーのヘルプが可能になる．我々は常に，選手はハッシュマークより低くならないということを加える．我々は決してハッシュマークより低い位置にはヘルプに行かない．なぜなら，我々はベースラインをディナイすることをディフェンダーに教えている．そして，ディフェンダーの背中を高くすることを強制しているからである．そんなふうにダブルチームを含むヘルプを選手に強制し続けるものである．4) If you ever get lost or picked out then you go to the help lane.４）もし，選手が常に行方不明になったり，ピックを外されたりしたら，その時にはヘルプレーンへ行く．This way you go to a position in the center of the court and work out.This allows us to force the play from the inside out.こんなふうにコートのセンターポジションに行き問題を解決する．これは，インサイドアウトからのプレイを強制することを我々に与える．Now, within all of these guidelines are the individual ways that we playcertain players. We try and force players away from their individualstrengths. This could change the way we guard a player and modify thegeneral principles.現在は，これら全てのガイドラインの内部には，我々が間違いのない選手にプレーさせている個別な方法がある．我々は選手個人の強さから離れることを選手に試み，強制する．これは，我々が選手を守る方法は変化し，一般的原則は修正されることをさす．

  2005.03.29

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• 楽しさ→ミラーの法則→小さなことから？

  昨日のゲーム。１勝１敗。う～～ん･･･思っていたよりもオフェンスのコンビネーションがよくなかった。練習が足りないから当然といえば当然の結果として受け入れるべきなのです。それよりも問題なのは、実は気持ちの問題かもしれない。「気持ちがあれば体は動くけど、体が動いても気持ちがなければ良いプレーはできない」誰かが言っていた言葉だが、そのとおりで、我がチームのプレーは、1人の観客として観ていて面白くない。ワクワクしない。特徴がない。覇気がない････チームワークが感じられない。といった「ナイナイ症候群」に陥っている（苦笑）。マズイねぇ～この状況は･･･。なぜ？なのか、昨日から今もずーっと考えているのだが、もしかしたら、それは、コーチの気持ちの裏返し、鏡に映ったコーチの気持ちがチームに現れているのかも知れないと思った。気持ち（頑張る声、励ましあう声、集中力）が現れないのは、ゴーグルが練習の中でそれらを表現していないため？これは『ミラーの法則』とスポーツ心理学で呼ばれているものであろう。良い言葉かけ、良い習慣は必ず自分にチームに帰ってくる。反省し、今後に生かしたい。ついつい、怒ってしまうのは本当によくない。ただ、選手は「気迫を見せてみろ！」という”激”にこたえて、2試合目の第4Qは頑張ってくれた。よく走った（漕いだ）。ディフェンスリバウンドを頑張った！目標が達成できた項目もあったのである（喜）！！小さなことの積み重ねを継続したい。

  2005.03.28

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• イチローのメッセージは凄い！

  イチローのメッセージを集めた本を買った．そのなかで，「ちいさなことをつみかさねつことで夢がかなう」という言葉がある．これは本当に基本．忘れたくない．そして，「楽しんでやれ，といわれるがその意味がわからない」とも言っている．これは同感！！楽しむとは何？厳しい練習やって単に楽しいという気持ちには，教えていてもなれないし，逆に頭はフル回転で集中しっぱなしで結構苦しい！「常に戦場のつもりで，練習が真剣勝負だとおもってやれ」といつも言っているので，選手は単純には楽しくないとおもう．ゴーグルが我がチームメイトに強調しているのは「少ない人数と練習時間しかとれないが，そのなかで工夫し，最高の練習をして，仕事も日常生活もバスケも全てきちんとこなせる努力をしよう．その工夫の過程こそが楽しさのはず」（実はこれ作業療法＜リハビリテーションの一つ＞の考え方にも通じるのです＜作業療法の話は後日・・・＞）選手の中にも楽しくない．楽しみたいというのがいる．だけど，和気あいあい，笑いが渦巻くというのを期待してるのかな？これはなかなか全員で意思統一がまだ出来ていない部分なんです，うちのチームは．イチローは楽しみを「充実感を持ってやること」と理解しているらしいです．さすがですね．ほんとに彼の一言一言に含蓄がある．競技は関係ない．この本「夢をつかむイチロー２６２のメッセージ」（ぴあ）はお薦めです！短いフレーズなのでちょっとしたときに拾い読みが可能です．それでは試合に行ってきます．

  2005.03.27

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• 総仕上げの練習試合です．

  今日は昼から審判講習会のための練習試合です．４月９日の前期大会へ向けた最後の練習試合になります．あっ・・・審判講習会というのは，一般の笛と接触プレーの原則がやはり異なるので，それの確認をするわけです．今日のゲームはこの１ヶ月の総決算となる．その戦略は対　富山ディフェンス：『オフェンスリバウンドを与えない』フリースローラインからティーカップ．シューターにフリーで簡単に打たさないように気をつけるが･･･できるだけ2対2で守りヘルプしない＝トップのエリアを簡単に空けない必ず誰かがカバーする（少しスライドする）．オフェンス：『ディフェンスの配置や動きを読んで１対１やコンビプレーを展開する』攻めは慌てないがフロントコートには早く運ぶ．ポイントガード＝2点．センターは相手ディフェンスの弱点をついて1対1を仕掛ける．球がセンターラインを越えた時点でのセンターの位置でオフェンスの入り方を工夫する（センターがローポストやミドルポスト）→センターと１点でシール・PGにディフェンスが出てくれば早めにクロスピック・トップからのカットインを積極的にいれてポジションチェンジする．（センターがハイポスト）→ガードクロスでカットイン対　福井ディフェンス：『両センターを徹底的にマークする』両センターに速い２人がフルコートでマッチアップしていく．他の３人は３ポイントラインでティーカップ．２人のいずれかがピックされたり１対１で抜かれればPFとCがマークをチェンジしていく．オフェンス：『速い攻めを徹底的に狙う』バックピックやワンマン速攻，３線速攻からアウトナンバーし流れの中でさらに速い攻め（アーリーオフェンス）をフリーランスで展開する．相手が速く戻りディフェンスをセットすれば富山と同様．

  2005.03.27

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• 風邪で選手が集まらない!!

  インフルエンザや風邪の峠は越したはずなのに･･･体調管理がなっていない（怒）!!選手が２名、風邪でダウン！本日の練習内容は変更！最初の45分間は2名で最大4名なので、基礎練習になるかな？０．アップ　　ラインダッシュ　　ツープッシュジグザグ　　フロントターン＆バックターン　　シャトラン１．シャドー1対1ディフェンス（3ポイントから）　5分間２．対面パス（チェスト・ワンハンド・フック）　5３．チェアスキル　10　　ジャンプ＆リカバー　　ジャンプ＆クロススイッチ　　クローバー　　押し合い＆引っ張り合い４．ドリブルシュート　5　　　0度バウンスストップ　　　トップ　　　左45度レイアップ　　　右45度レイアップ　　　0度バックシュート　　　左45度フックシュート（それぞれシュートが入るまで）　　５．スプリントシュート（ハーフコート折り返し）　5６．ボールハンドリング　5７．リバウンドから2メンランニングシュート　5８．シャドー2対2（3ポイントから）　20９．２対２ピック＆ロール～逆速攻ありでラリー　2010．クールダウン　5（順不同）こんなことはザラなのです。あっ、ちなみに練習不参加の場合は出来るだけ理由を書いて、メーリングリストに放り込むことになっているのです。コーチは臨機応変、様々な引き出しを用意しておくことは重要です。

  2005.03.24

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• 今日は30分しかコーチできないぃぃ･･･これも良い機会？

  本日は日曜以来の練習日。よーしと張り切っていたら、夜、送歓迎会があるのを忘れてた。同じ作業療法士として働いてくれていた同僚なので、これは外せない。しかし、バスケも4月10日の公式戦、定期大会へ向けて外せない。うーん、ポジティブに考えて、選手同士で話し合ってやってもらおうと決めました。最初の30分間だけは参加しよう。ちょっと送別会には遅れるが･･･。予定としては、『あいの風』を踏まえ、弱点改善を目指す。すなわち、ディフェンスの強化である。トランジションディフェンスと、2対2、3対3の守り方の確認。それと、オフェンスでも同様にコンビプレーを向上させる。今日は３０分間でとにかく２対２をやります。アップ　５　　　3人三角パス　５縦1/4コート2対2パッサー付き　１５

  2005.03.24

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• 選手選考の基準とは？

  昨日は祝日の翌日のため、練習場所の体育館は休館。で、別の話題です。年度末、ゴーグルの周囲は慌しさを増している。長女は高校受験を終え、無事志望校合格とあいなりました（ホッ）。中学時代は2年までしかバスケ部に在籍せず（メンバーとあわなかったらしい）、ゴーグルとしては残念でしたが、それも一つも道。ゴーグルの歩む道ではなく、彼女の道なのである。さて、タイトルの話題について。ゴーグルの指導するチームは人数が少ないので誰をスターターにするのか、といったことに悩むことはない。しかし、これが選抜チームを結成する際には大きな問題となる。実はゴーグルもチームが所属する地域ブロックの選抜チームのヘッドコーチを3年間仰せつかってきた。以前からゴーグルは、「経験×実力×練習態度」で選手を選考してきた。しかし、これでは余りにも大雑把だと思っていたら、先に書いた「スポーツライフスキル研究会」で、男子ジャパンのヘッドコーチ（ユーゴだったかな？外人の人）が言っていた選考基準を聞く機会があった。それは、１．身体的能力２．精神的能力（・アグレッシブネス＜チャレンジ精神＞・精神的安定性＜コントロール＞・スポーツ的アンビション＜野望＞・モチベートされているか？＜目的があるか＞・やり続ける力を持っているか＜継続＞）だった。参考にしたい。また、京セラの会長稲盛さんは「実力＝考え方×熱意×才能」と著書の『生き方』で述べている。この中でも考え方というのがポイントで、マイナスとプラスの考え方があるわけで、マイナスの考え方をしてしまうと掛け算なので、どんなに熱意と才能があってもマイナスの結果になってしまうのである。「良い考え方」は大事なのである。これなんかも参考になる。まとめると、選ぶべき良いプレーヤーとは、単にその人の経験が豊富で、実力が高いだけではダメで、むしろ、精神的な面や考え方といったことが、要求される競技レベルが上がるほど、重要なファクターになってくるということだろうか？４月９日に早速、そのセレクション合同練習会があります。きちんと基準をもたないと一生懸命やっている選手に申し訳ないよね！

  2005.03.23

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• 極端にやれ！（あいの風大会雑感 ２）

  2日目は、お隣の福井県チームとのゲーム。序盤から長身センター2枚に苦しめられる。我々はとにかく練習してきたリバウンドからの素早いパスアウトと、基本的な2メン、3メンプレーを徹底して行う。前半を終了して10点差。しかし、昨日より自分達のやるべきことをやれている。第3Q相手センターが一枚ファウルアウト！ここからカウントプレス開始･･･必死に追い上げ、最後はドロドロな展開（気力だけという意味）で1点差の勝利ぃぃぃぃぃぃぃぃ！！やりましたぁぁぁ！チームが一丸になって頑張れたナイスゲームだった。実はこの勝利が本当に久々の公式戦勝利。もしかしたら昨年の夏以来？そして、最後のゲーム。健常者チームとの対戦。前半は、ほぼ互角の戦い。しかし、ここから我がチームは自滅していく。イージーをひたすら落としまくるぅ！ベンチで天を仰ぐゴーグルを想像してください（苦笑）。そして、第４Q、チームが壊れる。それはこんな場面だった。相手ボールでエンドラインからのディフェンス。ある選手が後輩の選手に向かって、ボールサイドのウイングに浮いている相手ポイントゲッターのセンターに対して、マンマークではなく、ゾーンで守り位置を調整することを、「横にずれて！」とやや命令口調でいった（らしい）。それに対して、後輩は「何で？（ちょっとムッとして･･･）」と答えたらしい。結局従ったのだが、突然その後輩が交代を申し出てきた。明らかに不満顔。「もう出たくない！面白くない」。「なぜ？」と当然ゴーグルは聞く。ゲーム中でチームは１０点近く負けていた。しかし、この場で少しでも解決しないとと思い、采配を放り出して、ベンチに下げて、しつこく聞くと、ようやく上記答えが返ってきた。その先輩の言葉の意味をゴーグルなりに予想し、「後でもう一度話そう」と言い、「今このまま引っ込んではゲームに負けるよ」と促しても結局、出場を固辞。バスケ関係者の方から見れば、甘い処置とお叱りを受けるかな？怒鳴りつけるコーチもきっといるかもしれない。ゴーグルはこんな状況では徹底的に話すことを選択する。ゲーム後、他の選手も交えて、ホワイトボードを用いて論戦。その結果、プレーのお互いの意図は理解できたらしい。しかし、落ち着いたところで個人個人からじっくり聞くと、気持ちのわだかまりが明らかになった。後輩いわく、「（先輩は）練習にもこないで･･･どうして文句を言われなければならない！」先輩いわく「意見があるのはわかるけど、ゲーム中は、わからないんであれば従って欲しい」どちらも最もである。その先輩は別のスポーツをしていて冬場は休んでいる。しかし、それはゴーグル自身が薦めている（精神的肉体的リフレッシュ効果があるので）ことである。ただ、「俺の言うことに従え」は余りにも前時代的にも感じる。他のベテラン選手がよいまとめをしてくれた。「言い分はいろいろあるだろうけど、マイナスとマイナスがぶつかってはプラスにならない。周りにも悪い影響をあたえる」ほんとにそうなってしまった。ここまで書いて、バスマガの2003年5月号に掲載された畑龍雄さんの”バスケットする心”という小論を偶然読んで、一つの解決策を見つけた。畑さんは、『「もっと○○したほうがいい」と先輩やコーチから注意を受けたときは「もう少し○○しよう」というのは素直で良いが、これでは十分でなく、○○にはならない、としている。もともと○○でない傾向があるのだから、「極端に○○してやろう」と思うことが大事だと力説している「そんな極端に○○してはダメだ」とコーチに言わせて初めて要求するレベル程度なのだそうである。自分が新たに身につけようとすることは「極端なほどにやってのける」決心が大切で、それが新たなものを身につける方法である』と述べている。つまり、後輩君が極端にやろうとしたプレッシャーディフェンスをもっとやらせてみる！やりすぎると悪い結果が出るので納得できる、体験できるというのである。先輩君も仕事など忙しいが、本当に全力で空いた時間をバスケットに向けているのか？仕事と家庭の他にはバスケしかない！！という程、覚悟を決めて極端にやっているのか？････自分自身の心が一番知っているはずである。我々のチームは仲良しクラブでもなんでもないし、共通の目標に向かってすすむ共同体である（スラムダンクのゴリも同じような言葉を山王戦で言ってましたね！）。だからこんな言い合いは必要である。「ゲーム中でも味方同士で喧嘩するくらい言い合え！」「もっと話せ！」といつも強調している。フォアザチーム･･･チームワーク、決意･･･覚悟･･･本当にそれらの大切さを実感した2日間だった。

  2005.03.22

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• 収穫があった大会（あいの風大会雑感　その１）

  １９，２０日にかけて魚津市で行われたあいの風大会が終わった．結果は１勝２敗．初日は日本選手権大会出場チームである（とは知らなかった・・・スカウティングが足りない！）「K9長野」チームに大敗．予測していたプレスディフェンスではなく，ゾーンディフェンスを敷かれ（つまりここで勝敗は決まっていました），選手間の意志疎通が悪い我々のチームはパスミス，キャッチミスを繰り返し，ミドルシュートの確率も悪いため，ターンノーバーや相手のリバウンドからの速攻で得点を重ねられた．試合慣れしていない悪い面がいっぺんに出てしまった．そのうちに相手にハーフコートで徐々にプレスされ益々球が回らなくなる．練習したはずのディフェンスリバウンドからの速攻のパスアウトからパスで運ぶ，球運びも遅い～～．これが一番辛かった．練習したはずが「練習のための練習」になっていたということか・・・．そんな中でも普段シューターに頼っていたシュートを全員が積極的に狙えたこと．ディフェンスで声が出たこと．個々の選手でも特にG-F役の若手２名が自分の持っている技術を確実にゲームの中で表現してくれたことは収穫だった．ゴーグルと，その最新人のS君は滑川市に泊まり，旬のほたるイカの刺身に舌鼓をうち（美味！苦くなく臭くなく甘～い），深夜までホテルの一室でゲームビデオを見ながら熱く語り合ったのでした．（２日目に続く）

  2005.03.21

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• ゴーグルのもう一つの顔･･･クラシファイヤー

  ゴーグルは車椅子バスケコーチという顔に加えて、車椅子バスケに関して、もう一つの顔を持っている。それがクラシファイヤーである。車椅子バスケは重度障害者も参加できるように、また、チーム編成に障害の程度でハンディが出ないように公平性を保つ意味で、障害の程度に応じて各選手に１点から０．５点刻みで、最大４．５点までの持ち点が与えられている。そして、オンザコートの５人の持ち点合計が１４点以内にしなければならないというレギュレーションがある。その持ち点を評価する役割がクラシファイヤーである。クラシファイヤーにはベテラン選手や医師、ゴーグルのような作業療法士や理学療法士等で日本では構成されている。クラシファイヤーの仕事は、ゲーム中のパス・ドリブル・シュート・リバウンド・車椅子駆動・接触プレーで観察される、選手の体の動く範囲や動き方の特徴を評価する。１人の選手を複数のクラシファイヤーが評価し、協議して仮持ち点を決める。その持ち点が妥当かどうかを当該選手本人と、チームのコーチやチーム付きのクラシファイヤーと共に再検討し、了承を得られれば持ち点が決定される。この持ち点は基本的にはゲームごとにその正当性を担当のクラシファイヤーにチェックされる。なんとも複雑で、面倒くさい過程を踏むと思われる方もいるかもしれない。しかし、選手の持ち点の「コンマ５ポイント」でも持ち点が上下すればチーム編成がガラガラと崩れることもありえる。選手やコーチにとっては死活問題なのである。したがって、この協議はもめることが多い。ましてや持ち点が高くなるという事態になれば、１時間でも２時間でも話し合うこともある。最近はバスケ用の車椅子の調整もいろいろできて、体の不自由なハンデを感じさせないプレーが可能になってきている。それだけ、各持ち点間のバスケ時の体の動かし方の差は微妙になってきている。従って、運動学、運動力学、解剖学といった医学的な知識を駆使する必要もでてくる。そのような意味では作業・理学療法士はうってつけの役割である。また、ベテランアスリートもまた、実際の経験に基いた微妙な違いを評価できるので、障害者と我々健常者が相互補完で協力していくことが重要になる。このような持ち点の問題が、果ては、国際試合を闘うナショナルチームの構成にも影響を与えるので、強化指導に加えて、この「クラス分け」は車椅子バスケを語る上で重要なファクターなのである。今回はやや専門的で入り組んだ話になってしまいました。まあ・・・ゴーグルはコーチとクラシファイヤーに力を入れているわけです。おしまい。

  2005.03.18

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• あいの風大会（車椅子バスケ）があります

  あさっては標記の大会が魚津市である（お近くの方は有磯ドームで昼からゲームです・・・観戦しませんか？もちろん無料）．練習試合からボールのもらい方特にフロントターンを意識してやってきた．エースが今回は抜けるが，そのメンバーでどこまで出来るか？不安よりもやってくれると信じているので，ワクワクしている．３月１７日（木）７時半～８時４５分　参加者７名フリーアップ　　５分間チェアスキル　１０　フロントターン＆バックターン　ツープッシュブルブル　１８０度→リバース１８０度ターン～２７０度ターン　シャトランボールハンドリング　１０　ボールつまみ　両手タップ　８の字ボール回し　ビハインドバックドリブル　フルコンタクトドリブル　０ターン～押し合い～シャドー１対１フリースロー～リバウンドシュート　５三角パス　５５メンクリスクロス～３対２　５プレスブレーク　１０　３対４４人クリスクロス～３（＋１）対３トリプルスイッチ　１０セットオフェンス　１０　シングルハイポスト～シザーorパラレルカット～ピック４対３ゲーム　１０クールダウン　５ゴーグルはもちろんゴーグルをかけてベンチにいます．いつでも声をかけてください．もちろん，試合中はダメですよ！　

  2005.03.17

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• スポーツライフスキルとは？

  スポーツライフスキルとは、スポーツドクターの辻秀一さんが提唱している概念である。スポーツを通じて学び、得ることができる、生活や、大きく考えれば人生に必要な技能（考え方や対処方法）だと理解している。もともとは、学校教育の中の「ライフスキル学習」があり、これのスポーツ版ということだと思うが、詳しくは辻先生の著書「心のコーチング」を参考に（http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/0001690325/）。昨年12月、その辻先生が主宰した「スポーツライフスキル研究会http://www.kobayashi-bbc.com/sports_lifeskill/index.html」が東京で開催された。宮崎県立小林高校のバスケ部コーチ森億さんやジャパンのアシスタントコーチの東野智哉さんも発起人である。実に興味深い話がなされた。車椅子バスケに関しては、「障害者スポーツはもしかしたら、より大きなライフスキルが獲得できるかもしれない」というクラッシャー（東野さんのニックネーム）の言葉・・・心に響きました。そのためには、良きコーチとの出会い大切です！そうなれるよう頑張らなくては。実は、東野コーチはジャパン車椅子バスケチームのアシスタントコーチ、辻さんはメンタルアドバイザーとして同様に関わられている。それもあって、この研究会に参加したのです。まだまだこの話題については語り足りないのですが、本日はこれまで。

  2005.03.17

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• ジュニア障害者アスリート誕生！

  昨日の練習で11歳！！の男の子が母親と養護学校先生の引率で見学に来た。早速、ゴーグルの車椅子に乗ってもらう（ゴーグルは一応健常者だがバスケ用車椅子を数年前に買った！最近では健常大学生のチームもある位なので珍しくはないが･･･）。「さあ漕いでみよう」という前に体育館に飛び出していった。結構速い･･･。ドリブルも上手い。特に手首の使い方が柔らかい。「これは大器だ！」ゴーグルは直感した。しかし、あせりは禁物。本人には実際にシュートに混ざってもらい、「プロの道もあるよ」「世界一の選手（パットアンダーソンのこと）も12歳からやったんだよ」「これができたらもっと上手くなるよ」などと、”ささやき作戦”を展開し、楽しさを感じつつ、夢見させたつもり･･。お母さんにはスポーツの持つ教育性をアピールする。聞けば、養護学校で約1年前から日常車椅子でバスケをやってきたとのこと。そして、彼自身はその中でもエース級らしい。「ますます有望･･･」。ゴーグルは本当に嬉しかった。なにせ最大8人。5人で練習なんてこともザラのチーム。勧誘活動はしているが、ジュニアレベルの選手は初めてである。スポーツで得られる”社会性”を意識して、ライフスキルを伸ばして、大きくあせらず育てなくては（スポーツの持つ社会性やライフスキルについては後日語ることにします）。3月15日（火）フリーアップ　108の字シュート（ガード）or1対1（3ポイントラインから）（フォワード）　10フルコートドリブル1対1　5フリースロー（1人2本すべてリバウンドからシュート）　5フルコート2対4ペイント内シュート（ディフェンスハンズアップ）（センター・フォワード）orプレスブレークフロントコートでのボールキャッチ（３線のVカットからボールミート）～３メンクリスクロス　10ウォーターブレーク　3フルコート3対3プレスブレーク　103対3ゲーム　15クールダウン　5＊プレスブレーク主体の練習。土日はチームのシューター＆ベストボールハンドラーが不参加のため球運び（パッシングダウンとドリブルダウン、ロングパス）を特に意識して行った。何とかなりそうな感じ･･･。

  2005.03.16

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• パスキャッチの時の車椅子の向きが次の動きに影響する！

  練習終わりました．やっぱり寒かったけど，練習はホットでした．チェアスキーで練習を数ヶ月休んでいたメンバーも久々に登場！来週の大会にもこれそうです．将来性や，考える力，経験もあるプレーヤーなのですが，練習していない選手はねぇ・・・コーチとしては複雑です．「経験×実力×日頃の練習状況＝スターター」という方程式でメンバーを決めているので，今回は，実力経験共に大いに未熟ですが，若手を使うことにします．３月１２日（土）の練習（午後７：００～８：４５　参加者６名）１．アップ＆ファンダメンタル　ハーフコートラインダッシュ　８の字シュート　フロントターンバックターン　ツープッシュストップ０ターン　ツープッシュブルブル　ボールハンドリング　３人四角パス２．プレスブレーク　エンドライン２対１　＊インバウンドパスレシーブ～インバウンダーにリターンパス～シャドー１対１　エンドラインドリブルダウン３対３　エンドラインパッシングダウン２対２＆１対１　＊バックコートで２対２のパッシングダウン　　　～フロントコートへのパス＆キャッチ１対１予定していたディフェンス練習はプレスブレークのディスカッションがはずみ時間が足りなくなり中止．最後の３対３のゲームやシューティングも割愛してしまった．それだけ大事なプレスブレーク練習でしたが，予定のドリルが行えなかったのは反省！ついつい熱くなって・・・もう，最後は選手と怒鳴りあいです（笑）．最後の練習で，フロートしてくるディフェンスに対し，縦の動きでは振り切れず，パスのタイミングがなくなるので横の動きでカウンターを取ろうとするのですが，なかなか難しい．基本的にはスペースを作るために，ディフェンスを押し込めと言っていたのですが，あまり押し込みすぎても，どんどん前に立たれ，パスカットを狙われ，パサーのロングパス能力の不足もあり，今はセンタサークルとフロントコートのポイントの中間あたりでディフェンスを背にムービングレシーブし，如何に相手ゴールへ向けるか！ドリブルダウンが困難なら，バックコートで動きをとめないでフロントにボールを入れないと，動きをとめられてからフロントコートへのパス＆ランやピックをかける動きが有効にならない．そして，車椅子はサイドステップが踏めないので，基本的に特にボールを持ってドリブルでの横移動は困難．回転が必要になる．その時にゴールに背を向けたままだと安全にボールはキープできても，手渡しパスになり，どんどんディフェンスにプレッシャーをかけられ，パス＆ランもやりにくくなる．最悪なんです．ボールのキャッチングしたときの車椅子の向き・・・結構ポイントです．　

  2005.03.12

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• 車椅子バスケのMJに魅せられて・・・

  ゴーグルの住む金沢は昼から雪．今夜はチームの練習日．体育館は冷蔵庫状態だろう．寒いんだよねぇ～（苦笑）．我がチームが今，取り組んでいるのはプレスブレーク．健常バスケと同じで，走れない（車椅子の場合は漕げない？）チームはフルコートで当たられてバイオレーションの連続になるわけである．昨年オフから徹底的に走り（漕ぎ）込んできた成果か先週の練習試合では昨年まで完全に走り負けていた富山チームに食らいつくことが出来た．いろいろあって，今，実際に練習しているのはわずか６人．仕事が忙しい奴もいて，「２日間寝てない」と言って練習に参加してくれる．頭が下がる．少ない人数だが，工夫してみんなで考え「今やれることを精一杯やる」のが楽しい．その工夫がコーチングの醍醐味なのだと思う．完成されたチームではなく，ステップバイステップで上に上がるチーム・・・一緒に勉強していきたい．これに少しでも結果が付いてくれば万々歳なのだ．さて，タイトルのw/c（「車椅子」の略語です．決して「トイレ」ではないよ！）バスケのMJ（マイケルジョーダン＝スーパースター）とはカナダナショナルチームのパットアンダーソン（確か・・プロ選手）である．２月にそのパットが大阪に来ていた．朝３時おきで選手を車にのせ，一路大阪へ．嬉しいことに無料（外国は有料でも満員！）でコートサイド「かぶりつき」で観戦．で，ほんとにすごかった．相手のオーストラリアチームも若手主体とはいえ，前日ジャパンを破ったチーム．その選手が２，３人束になってもドライブインをとめられない．まるで，忍者のようにスイスイ動く．膝下から両足を切断した選手なのだが，車椅子と身体がまさに一体化している．シュートしたかと思うと，あっという間に自陣のディフェンスリバウンドを奪っている．まさに魅せるスーパープレーの連続・・・うーん，こんな選手がいるチームを率いるのは疲れるだろうな？でも面白いかも？と単純に前言を翻すのでした（笑）．選手と共に感動し，その日の夜の練習に勢いよく臨んだのだった（選手はヘロヘロ・・・ゴーグルも頭痛がぁ～）．

  2005.03.12

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• 炎の車椅子バスケットボールコーチ、ゴーグルです！

  ブログで車椅子バスケットボールのコーチングに関する悩みやボヤキをつぶやくことにしました。　コーチになって13年程で、「勝利だけではなく、その過程を楽しもう！」をモットーにしているのですが、悩みは尽きません。同じコーチの方々だけでなく、選手のみなさん、車椅子バスケに興味のある方ならどなたでも、ご意見お待ちしています。よろしくです！　

  2005.03.11

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