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カテゴリ:現場から
![]() これは細胞のターンオーバーサイクルに基づく考え方であるのだが(その考え方に関する解説はこの場では割愛させて頂く)、トレーニングに対する身体の適応はトレーニング初期からも起こりうる。 例えば、筋力トレーニングを開始した後、2週間~1ヶ月程度で筋力の向上がみられるが、これは簡単にいえば動員される筋線維数の増大によるものであり「神経系の適応」と呼ばれるものである。 しかしながらこの段階では、著しい筋肥大は起こっておらず、筋肉を大きくしたいという目的を持ってトレーニングを開始したのであれば更なるトレーニングの継続が必要となる訳だ。 ちなみに、神経系の適応が生じた後、さらにトレーニング刺激を身体に与えることで筋肥大が起こるのだが、筋細胞のターンオーバーと絡めて考えれば筋細胞のターンオーバーは約60日であるといわれることから筋肥大を目的としたトレーニングは最低でも2ヶ月以上行なう必要があるということになる。 もちろん人間とは欲深い生き物であるが故に、一応の筋肥大が見られても更に筋肉を大きくしたいという目的が生まれることが多くトレーニングは終わりなき闘いになる訳だが・・・ いずれにしても上述したような身体のメカニズムを基に、トレーニングという身体刺激に対して身体が適応しそれが身体に定着するには約3ヶ月程度の期間が必要になると考えられているのだ。 そのような背景を踏まえ、当方はパーソナルトレーニング指導をさせて頂く際には、基本的に3ヶ月単位での契約をクライアントに提案しているのだが、どのような目的であれパーソナルトレーニング指導を開始して1ヶ月程経過すると、いかなるクライアントにおいても体軸のコントロールがしっかり出来るようになってくる。 パーソナルトレーニングスタート直後は、殆どのクライアントがエクササイズ動作中の脊柱(体軸)のコントロールが上手く出来ないのだが1ヶ月程経過すると驚く程、体軸が安定してくるのだ。 これ(体軸の安定化)も一つのトレーニング効果であるが腰痛改善を目的にトレーニングを開始したクライアントは、この段階で腰痛の改善を実感することが多い。 が、そこから更にトレーニングを継続させることでその効果を身体に定着させ残存させていかなければない。 そして、ここから如何にトレーニングを継続していくかが重要になるのだ。 もちろん腰痛改善以外の目的でパーソナルトレーニングを行なっているクライアントについてもトレーニングを行なう上で体軸が安定させることは重要な要素であり、いかなる目的であっても体軸が安定しているクライアント程トレーニング効果も高く目的達成度も高い傾向にある。 7月からパーソナルトレーニングを開始したあるクライアントもこの1ヶ月間のトレーニングによって驚く程、動作中の体軸が安定してきた。 という訳で、これからが「本番」とばかりに気を引き締めている今日この頃である。 >>>>>本日のステイタス カラダ:■■■□□(60%) アタマ:■■■□□(60%) ココロ:■■■□□(60%) >>>>>本日の一言 ボクシング世界戦、賛否両論・・・ スポーツブログに参加中!・・・よろしければ→ ![]() ●好評!?連載中「コーチングダイアリー」をまとめ読み! 【コーチングダイアリー@メールマガジン】 ●きっとあなたに最適なダイエット方法が見つかる!? 【リアル☆ダイエット@メルマガ】 >>>>>LINE UP □■パーソナルトレーニング □■ストレングス&コンディショニング □■総合スポーツ情報サイト「athlete-web.com」 □■パーソナルトレーナーNOGUCHI'S Eye □■生活体力向上塾 □■リアル☆ダイエット □■エリア・トライアスロン □■エンデュランススポーツクラブClub-e □■スポーツリーダーズネット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.03 08:06:10
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