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カテゴリ:現場から
昨日のエントリーに関連し・・・
「机上の空論」とは、よくいったものだ。 昨日のエントリーにおいて、スポーツ、運動指導に必要とされる知識や技術は、机上だけで学べるものではないということを述べさせて頂いたが、様々な研究論文や書物から得られる知識等が実際の指導現場では通用しないことも多い。 例えば・・・ 今年、私は実業団陸上部(長距離チーム)のトレーニングサポートを担当させて頂いたのだが、陸上競技長距離種目選手のストレングストレーニングでは、いわゆる「期分け(ピリオダイゼーション)」が適用出来ないといっても過言ではない。 私が所属するNSCAでは「アスリートのレジスタンストレーニングのガイドライン」として、「長期間のトレーニングにおいて最適な適応を促すために、期分けをする必要がある」というポジションステイトメントを発表しているが、現状の日本の陸上競技長距離種目のシーズンサイクルは、 ・12月~3月頃まで:駅伝、マラソンシーズン ・4月~7月頃まで:(春の)トラックシーズン ・9月~11月頃まで:(秋の)トラックシーズン というように、殆ど「オフシーズン」と呼ばれる期間がないため、一般的にいわれているような「期分け」されたトレーニングプログラムを作成することは難しいのである。 もちろん、それぞれのシーズン中とはいっても毎週レースに出場する訳ではなく、出場する全てのレースにおいてベストパフォーマンスを発揮する必要はないといえることから、「目標とすべきレースに合わせて期分けしたトレーニングプログラムを作成すればよい」と考える人がいるかもしれないが、陸上競技長距離種目のランニングトレーニングによって下肢にかかる負荷は、予想以上に大きく、ランニングトレーニングに平行してストレングストレーニングを行なうと場合によってはオーバーユースを引き起こすこともあり、机上で考えられている程、簡単にはいかないのである。 ましてや、合宿先では充分なストレングストレーニング施設が確保出来る訳ではないのだ。 このような状況の中で、選手個々の状態に合わせてトレーニングプログラムを作成しなければならない。 もちろん、私も試行錯誤の中でトレーニングプログラムを提供している訳だが、今年1年間の経験によって様々な情報や知識を得ることが出来た。 そして、恐らく来年は今年よりも有効なトレーニングプログラムを提供することが出来るだろう。 そして、恐らくまた新たな課題が見つかり試行錯誤を繰り返す・・・ こうした学習が我々指導者にとって重要なのである。 >>>>>本日のステイタス カラダ:■■■□□(60%) アタマ:■■■□□(60%) ココロ:■■■□□(60%) >>>>>本日の一言 4日ぶりの晴天だそうで・・・ スポーツブログに参加中!・・・よろしければ→ ●好評!?連載中「コーチングダイアリー」をまとめ読み! 【コーチングダイアリー@メールマガジン】 ●きっとあなたに最適なダイエット方法が見つかる!? 【リアル☆ダイエット@メルマガ】 >>>>>LINE UP □■パーソナルトレーニング □■ストレングス&コンディショニング □■TOTAL-Conditioning Lab.ニュース □■総合スポーツ情報サイト「athlete-web.com」 □■パーソナルトレーナーNOGUCHI'S Eye □■生活体力向上塾 □■リアル☆ダイエット □■エリア・トライアスロン □■エンデュランススポーツクラブClub-e □■スポーツリーダーズネット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.29 08:19:15
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