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カテゴリ:現場から
![]() 昨年よりスタートした某実業団陸上部(長距離チーム)のストレングス&コンディショニングサポートも2年目を迎えたことは先日もお話した通りであるが・・・ この時期になると、選手もストレングストレーニング(筋力トレーニング)に慣れ始め、それなりにしっかりとストレングストレーニングに取り組んでいるように見受けられることも少なくないのだが、ストレングストレーニングに対する意識のマンネリ化が見始め、いわゆる、ただストレングストレーニングをこなすだけといった状況に陥りやすく充分な注意が必要になる時期でもあるといえる。 そのような点で考えれば、トレーニング効果を上げるために選手の意識の中に新たな刺激を与えることも重要な要素になってくるといえよう。 ところで、 「困惑→抵抗→容認→定常」 人間は新しい取り組みに対して、上記のような意識上のプロセスが存在するのではないかと私は考えている。 もちろん、私は心理学の専門家ではないため、上記プロセスが妥当なものであるか否かは言及できないが、自らの経験を踏まえて考えるならば概ね間違いはないと考えている。 人間は、新しい取り組みに対してまず「困惑」するのではないかと私は考える。 実際、この実業団陸上部(当該チーム)に対するストレングス&コンディショニングサポートをスタートした時も選手の中に戸惑い感が生じていたことは否めなかった。 そして、その困惑はやがて「抵抗」となり、新しい取り組みに対する反発等が生まれることになる。 当該チームにおいても、ストレングストレーニング後の「遅発性筋痛」が引き金となって、ストレングストレーニングに対する若干の抵抗感がみられたとチームスタッフから聞いている。 ここで、抵抗感を抑えつつ、さらに、その新しい取り組みを継続すると「容認」という意識が芽生え始める。 当該チームにおいても、昨年の夏頃にはストレングストレーニングを容認していたように見受けられたと感じているが・・・ ここまでくると、意識の中に大きな変化が生まれることになる訳だが、新しい取り組みを容認し、その慣れがみ始める頃から「定常」という意識が生まれ始めるのではないかと思われる。 そして、それがマンネリ化していく。 人間は、刺激と適応を繰り返し進化、成長してきた生物であるといっても過言ではないが、ある刺激に対して適応してしまうと、更なる変化や進化は望めなくなる。 それは、いわゆる身体の面のみならず心の面も同様であるといっても過言ではない。 そして、意識の中でマンネリ化が進行してしまうと、トレーニング効果も得られなくなってしまうといっても過言ではないのである。 従って、身体に新しい刺激を与えるためにストレングス&コンディショニングプログラムを組み替え続けることはもちろん、意識の中に新しい刺激を与え続けていくことも我々の重要な仕事の一つではないかと私は考える。 以上が今回の出張を通じて最も強く感じたことである・・・ >>>>>本日のステイタス カラダ:■■■□□(60%) アタマ:■■■□□(60%) ココロ:■■■□□(60%) >>>>>本日の一言 ・・・ スポーツブログに参加中!・・・よろしければ→ ![]() ●好評!?連載中「コーチングダイアリー」をまとめ読み! 【コーチングダイアリー@メールマガジン】 ●きっとあなたに最適なダイエット方法が見つかる!? 【リアル☆ダイエット@メルマガ】 >>>>>LINE UP □■パーソナルトレーニング □■ストレングス&コンディショニング □■TOTAL-Conditioning Lab.ニュース □■総合スポーツ情報サイト「athlete-web.com」 □■パーソナルトレーナーNOGUCHI'S Eye □■生活体力向上塾 □■リアル☆ダイエット □■エリア・トライアスロン □■エンデュランススポーツクラブClub-e □■スポーツリーダーズネット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.18 09:50:24
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