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野口法蔵著
「響き合う心と体」 坐禅断食をしながら語る八講話」より とっても、むつかしので、 かなり、はしょって解釈となるかもしれないが、 先日の正観さんの講演内容と重なるので 引用させていただく。 理解はそれなりに・・・・・・・ 般若心経 観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊件皆空 度一切苦厄 舎利子 色不異素空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是 観音菩薩が、 深遠な知恵を完成するための実践されている時、 人間の心身を構成している五つの要素 「照見」見る 「五蘊」人間が行動して理解するまでに五段階ある 色 見るものや聞くもの、すなわち五感の対象となる対象物 受 それらを受け取る人間の側の器官 想 「受」から得た情報を基にそれがなんであるか考える 行 「想」で得た結論を基に自分はどうしようかということを決める 識 「行」の結果をじぶんで知覚する いずれも本質的なものではないと見極めて、 すべての苦しみを取り除かれたのである。 舎利子よ、 色不異素空 形あるものは実態がないことと同じことであり、 空不異色 実態がないからこそ一時的な形あるものとして存在するものである。 色即是空 したがって、形あるものはそのままで実態なきものであり、 空即是色 実態がないことがそのまま形あるものとなっているのだ。 残りの心の四つの働きの場合も、 まったく同じことなのである。 人間の行動パターンというのは、 必ず「色受想行識」の五段階を踏んで生まれてきます、 現れてきます。 結構この説明には脳の働きがうまく考慮されているんじゃないかと 思います。 これに人間は影響されていると、 自分の知覚や感覚に振り回せれるというわけです。 それは実は本人の意識の中にうまれているだけであって、 それらをクリアーしていくために、 そういうものは本当は無いんだというふうに説いていきます。 インドでは否定するときに、 ひっくり返してさらに否定するということをやります。 「色即是空」としたら「空即是色」ともう一度否定します。 本当は自分のものではないのに、 自分のもののようにとられるから、 それが想いどうりにいかないときに苛立ったりストレスを感じたりする。 だから、それを自分のものとは考えず、執着を手放してしまいなさい。 これが般若心経の大筋です。 ありがとうございます。 単に アン・ルイスの名曲が耳の奥で流れている私。。。。。 「色即是空」「空即是色」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月17日 01時54分54秒
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