|
|
|
2010/03/01
カテゴリ：カテゴリ未分類
２０１０年３月１日。
今日、上海ではひとつの大きな変化があります。  公共の場所での喫煙抑制条例（一部をのぞく）の正式施行です。 ２億人の喫煙人口をかかえると言われる中国で、 この条例の施行はまさに快挙・・・っていうか無謀？ とりあえず上海市の法律という位置づけですが、 明らかに６０日後に控えた上海万博をにらんでの法整備です。 エレベーターの中でのガンガンたばこを吸うおっさんがいる上海。 赤ちゃんがいようが妊婦がいようが、まったく気にしませんし、 禁煙マークのタクシーでは運転手が普通にタバコ吸ってます。 そもそもこの街でこんな条例が本当に機能するのか疑問なんですけどね。 さきほどの画像にあるポスターは１ヶ月ほど前から市内で目にするのですが、 この下のほうを見ると非常に細かなルールが規定されています。 「喫煙禁止場所」と規定されているのが、 幼稚園、小中学校、学生宿舎、レストラン等の室内区域となってます。 他にも医療機関、体育館、劇場、展示場、科学技術館などの室内区域。 さらに市役所や公安局など国家機関が提供する恐恐サービスの区域。 銀行、コンビニ、エレベーター、ホテルロビー、タクシーバスetc・・・ とにかく、パブリックスペースの広範囲にわたって適用するとなっています。 来週末で禁煙半年を迎える僕にはもう関係の無い話なんですけど、 すげえなと思ったのがレストランの禁煙指定です。 営業面積が１５０平米以上もしくは７５席以上のレストランでは、 喫煙室内であればタバコを吸ってもOKとなっているんですけど、 この喫煙室の規定がものすごい厳しいの。 「喫煙室」は、もっぱら喫煙のために使用する密閉された空間 という決まりになっているので、居酒屋の個室などはダメなんです。 だから、事実上上海市内の飲食店は今日から全面禁煙ですよ。 立派な店には、喫煙室を設けてそこに行けば吸えたりするんでしょうけど、 そこいらの店はもうぜーんぶ禁煙です。 タバコを吸っていたから分かるんですけど、酒の席で禁煙って、 これけっこう厳しいんですよね。。。 ヘビースモーカーが多い中国で、これが守られるのかどうか。 当然ですが、罰則も設けられています。 個人に対しては、注意しても改善されない場合に５０～２００元の罰金。 レストランなどが違反した場合は是正勧告がなされ、 これでも改善されない場合は１万元以下の罰金。 悪質な場合は３万元以下の罰金という条文になっています。 うーん、安いんだか高いんだか。。。 世界最大の喫煙人口をかかえる中国が、世界に向けて発信するイベント。 その万博を目前に、上海市の気合の入り方がハンパじゃありません。 僕の家の近くに万博会場があるんですが、年明けからは雨が降っていようが 気温が氷点下だろうが、関係なく２４時間ぶっ通しで工事が進んでいます。 既にもう間に合わないと思われるパビリオンも複数あるんですけどね。 地下鉄の工事も進んでいて、４月には新路線がいくつか開通する予定です。 近所で工事ばっかりで、粉塵がひどくて困るんですけどね。。。 ３月は個人的に飲み会がとっても多い１ヶ月になりそうです。 レストランでの事実上の全面禁煙が、どれほど守られるのか？ 楽しみに見守っていきたいと思っています。 日本でも駅のまわりとかどんどん禁煙になってますもんね。 おれ禁煙しといてよかったなぁ。 ここむ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
|
