カテゴリ:本
「4TEEN」石田衣良
あっという間に読んでしまった。さすがにこの人の本はどんな内容でもどこかお洒落で、現代を感じさせるような感じで、場所の描写が上手いな。 でも、ちょっぴり疑問。 いまどきの中学生ってこんな? みんな素直で毒がない。 どんな事件が起きても、どんな状況でも素直にやすやすと超えていく。 四人の男の子の友情は、スティーブン・キング並みの懐かしさを思い起こさせるテクニックな感じだけど、ほんとにあるかな、こういうの。って思った。 多分同時に読んでいた本が悪いんだろう。 「壊れる日本人」ケータイ・ネット依存症への告別 柳田邦夫著 こっちの本では、人の痛みを思わない子供のことがたくさんでてくる。 片方は、人情と友情のさわやかな青春。 多分、ほんとの子供たちは、この中間に位置しているんだろう。 自意識でいっぱいで、迷いと自信のなさと、見えてこない将来の暗闇を見通して右往左往しているような、どこにでもいるこどもたち。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.07.08 13:47:24
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