テーマ:最近観た映画。(40129)
カテゴリ:映画
この映画でのヴェスパーとのやりとりは、一度見ただけでは、それほど切なく感じられない。
以前どこかの掲示板で、 ヴェスパーが赤いドレスをまとったまま、ホテルに戻ってきて部屋に入ると、ボンドはシャワーを浴びているシーンのCMがあることを知った。 そのCMでは、映画とは違う現実の、果てない夢のような世界が繰り広げられている。 彼女は、朝別れた時のように、何気なく用事を済ませて帰ってきて、二人の世界は何事もなく、過ぎていく。平凡に、平和に。 ボンドは、ただ一度の愛に浸かったまま、危険な任務に無関係な仕事に就き、普通の人のように暮らしていくのだろうか? そうであったらいいのに。 このCMの話を読んでから、二人の関係の切なさを強く感じるようになった。 この映画を見る時やこの映画のことを考える時、頭の中では、二つの結末が交錯する。 幸せなボンドと、別の意味で幸せなボンド。 そのCMをYouTubeで見つけた。ビールのコマーシャルだった。ヴェスパーはビールを抱えて、赤いドレスを着て、部屋に戻ってくる。実際に見ると、頭の中で妄想していたCMとちょっと違う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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