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テーマ:お買い物日記(46219)
カテゴリ:+ 愛に生き恋に生き +
切ないよー(TT)←だだ泣き。
本日ゲットしたのは、中森明菜さんが歌うカバー曲CD集「歌姫2」。2002年発売で、「桃色吐息」や「別れの予感」「秋桜」などなどが入っております。近頃カバーアルバムがちょっとしたマイブームで、彼女の歌う「異邦人」が聞きたかったのだ。 「中森明菜」って、皆どんなイメージの歌手なのかしら? ワタシにとっては、ほぼ同世代の大物アイドルで、良きにつけ悪しきにつけ、青春の折々に彼女の歌がありました。ずばぬけて上手かったんだよねー、歌。表現力もすごいあったし。カラオケでも超お世話になりました。 けど、恋愛絡みのスキャンダルでつまずき、その後も「立ち直るつもりがないのかな、ひょっとして」的態度が週刊誌などで報道され続け、ちょっと現役感のない、元スター、というカンジ? 全然構えずに聴いてしまいましたら。うっ。心に来た。痛っ! ワタシの中のイメージの縛りがキツいのかもしれぬが、「まだあの人を忘れてないのね」的曲セレクト。どうにも、歌詞歌詞のイメージが本人とダブるだー。 それを、ちょっと声量が落ちた? 細く静かに歌われると、説得力ありまくり。やはり歌は上手い。一時「あれ?」という時もあったが、戻しましたね。感情表現も、アイドル全盛時代は、押す表現のヒトだったように思うのだが、押さえたカンジが、逆に感情が匂い立つというか。アルバムの「明菜的」完成度、超高し。 「シングル・アゲイン」は切なすぎて、ちょっと気軽には聞けないくらい。元々この歌、私は嫌い。だってさ、自分を振った男が、女と別れたからと言って、また電話かけてきたら、イヤでしょう。そんなことを望むなんて、なんか心が貧相じゃん、っていう気がするからなんだけど、いやー。ここまで歌われたら、「情が深い、ってこゆコトなのね。ただ、オトコはしんどいだろーなー」と思ってしまいした。ちょっとヘビー。3cm厚さの霜降りステーキをバターソースで召し上がれ、みたいな。大根おろし、ください(TT)。 何だか色々なことを考えてしまい、寝そびれた上に、気持ちにブルー入ったので、ついつい友達のお土産にもらったまま手をつけてなかった赤ワインを開けてしまったら、ますます色々なことを考えてしまいました。実はちょっと前に工藤静香のカバーアルバム「昭和の階段」を聴いたトコだったのだが。 なんやかやと比較されることの多い聖子と明菜だが、実は明菜の対極は、静香かも。てか、明菜がなりたかったものは静香なのかも、という気がしてしようがない。自分も一時は天下を取って世間に認められ、天下のキムタクの嫁となり、子どもにも恵まれ、絵に描いたような「女子芸能人」の幸せの形、の体現じゃないです? 片や明菜。とても結婚志向の強いヒトに見うけられたが、一般的に言われる「女としての幸せ」には縁遠そうに見える。それも尽くした挙げ句イメージだったし。たぶん他にも需要はあったろうに、他のオトコの可能性を、摘まなかったようだったしな。仕事だって、決してうまくきた、ということではあるまい。不本意なことも多かったろう。しかし。 「歌手」としてはどうだろう。運命の女神がいるとするならば、「歌姫」を作らせるために、命を削るような(風に見える)人生を歩まされてきた、明菜。その人生経験がなければ、到達しえなかった表現力だと思われる。しかしだからといって、酷だよなぁ、という気はする。たいして静香。オンナ道的には勝者(ただ今)のような気はするが、表現者としては、「こういうコトは、金を取らずに、金を払ってカラオケで歌っとけ」とワタシは思った。『幸せなんだけど、な~んか物足りないのよねぇ』で作るな、と←ファンの方にはごめんちゃい。 どっちの人生がいいか悪いか、私には分からないけれど、せめてこれからどんどん明菜の仕事の場が広がりますように、と願うばかり。 「ZERO album-utahime 2」はとてもいいアルバムだと思うので、かつての明菜ファン必聴。どの曲も、ひりひりするくらい、切ないです。ワタクシ的一押しは「色彩のブルース」。明菜の人生に思いは馳せたり、自分の来し方を思ったり、色んなコトを考えて、泣いちゃうよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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